GitHubを活用した日報・タスク管理術 〜Deep Researchによる効率的な情報整理〜
サマリースライド(AI-generated🤖)
はじめに
メモ・タスク管理・資料整理の方法について、これまでさまざまなツールを試してきましたが、個人的に以下の条件を満たすものにはなかなか出会えませんでした。
- シンプルであること(できるだけ一つのツールで完結し、今後も使い続けられるもの)
- 無料で使えること
- モバイル対応(外出先でもスマホなどから利用できること)
- AI活用(AIで情報整理や振り返りができること)
そんな中、2025年5月9日にOpenAIからChatGPTの新機能「Deep ResearchによるGitHub連携」が発表されました。
この機能を使えば、GitHubのIssueやリポジトリを活用して「メモ・タスク管理」からAIによる効率的な「振り返り」「情報整理」まで一気通貫で行えるのではと考え、1カ月ほど運用を続けてみました。結果、継続できそうだと感じたので、概要と手順を簡単に共有します。
なぜGitHubで日報管理?
差分(edit history)が残る
Issueの本文やコメントを編集すると、編集履歴のdiffが自動で保存されます。これにより「今日は何を追記したか」がGit形式で追えるため、日々の行動変化を定量的に抽出できます。Git管理の情報を残しておくことで、後々AI解析にも役立つと考えています。
Markdownとリンクの恩恵
- GitHub IssueはMarkdown完全対応で、コードブロック・チェックリスト・画像なども自然に埋め込めます。
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#123
のようなオートリンク参照を使えば、日報とタスクIssueを双方向にひも付けでき、すぐに関連情報へジャンプできます。
GitHubモバイルアプリが便利
GitHubモバイルアプリなら、共有ボタンからワンタップでIssueを作成でき、外出先で気になった記事や情報もすぐタスク化できます。
また、アプリ内でMarkdown編集もでき、箇条書きやチェックボックスもボタン操作で簡単に反映できるため、スマホからでも日報を手軽に更新できます。
運用の流れ
1. GitHub Actionsで日報Issueを自動生成
日報用テンプレートを作成し、毎朝6時にIssueが自動生成されるようGitHub Actionsを設定しています。テンプレートは随時更新しながら運用していますが、主に以下のような構成です。
- Markdown形式で記載
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チェックボックス形式で日報の各項目を簡単に記入できる
2. Issue作成・更新の運用
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日中にこまめに追記
気づきやタスク状況を、主にスマホから空き時間に日報Issueへ記録します。 -
気になった記事等を即タスク化
ブラウザの共有機能→GitHub→New Issueで、URL付きのタスクIssueをすぐ作成できます。 -
日報とリンク
タスクIssue番号(例:#457
)を日報本文に書くだけで、双方向リンクが完成します。
3. Deep Researchで週次・月次レポートを生成
週次の振り返りレポートをDeep Researchで自動生成し、プライベートリポジトリにMarkdown形式で保存しています。
- 週次の振り返りが簡単にできる
- Issueリンクを週次レポートに埋め込むことで、日報や個別タスクIssueへのアクセスも容易
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週次レポート自体が年次レビューなど長期分析の情報源になる
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