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GW11連休を利用してAWS認定6冠を達成しての振り返り
はじめに
- 2021年のゴールデンウィークにAWS認定資格どれだけ取れるかチャレンジしてみて、6冠まで達成できたので過程や効果など振り返ってみる。
- (事前に2つ取っていたので、GW期間中に取ったのは4つ)
モチベーション
- 日々業務でAWSを活用しててスキルアップしてる感はあるけど、体系的には自分はどの程度習熟しているのか?どの程度足りていないのか?など感じて改善したかった。
- 将来は海外で働きたいと漠然と思っているので、海外転職をスムーズにするにはどうすれば良いかと調べてみるとAWS認定資格は世界的に評価が高いので取っておいて損はなさそう。
- 各認定で結構被ってる箇所が多いようで短期集中で受けると効率良さそうなので、丁度大型連休が取れたのでタイミング的にピッタリ。
結果
- Associate以下は720点、Professionalは750点以上で合格。
認定 | 取得日 | 点数 | 学習時間(h) |
---|---|---|---|
AWS Certified Cloud Practitioner | 2018/09/15 | 873 | 5 |
AWS Certified Solutions Architect - Associate | 2021/04/04 | 804 | 15 |
AWS Certified Developer - Associate | 2021/04/30 | 904 | 15 |
AWS Certified SysOps Administrator - Associate | 2021/05/01 | 839 | 10 |
AWS Certified Solutions Architect - Professional | 2021/05/07 | 871 | 40 |
AWS Certified DevOps Engineer - Professional | 2021/05/09 | 872 | 30 |
学習方法など
全体的な方針
- 公式のサンプル問題を解いてみる。
- まず各認定にそれぞれ10問の公式サンプル問題があるので、ダウンロードして解いてみて試験の難易度や範囲や雰囲気が掴めるので入りとして良い。
- 本が出ている資格については読んでみる。
-
Cloud Practitioner
,Solutions Architect - Associate
,Developer - Associate
,Solutions Architect - Professional
については対策本が出てるの1冊ずつ買って熟読してみた。
-
- 問題をひたすら解いてみる。
- 非公式問題集としては
Udemy
とAWSWeb問題集
が2強のようで、ネット上の受験者の感想を聞くとAWSWeb問題集の方が評判が良いのでこちらをチョイス。 - 6000円くらいで3ヶ月間問題解き放題なので短期集中で学習するには合っている。
- 解答に公式ドキュメントへのリンクがあり、間違った問題については公式のどこを読むべきかわかるので効率的に学べた。
- 非公式問題集としては
- 問題で間違えた時にあまり知らないサービスに関してはブラックベルトを読んでみる。
- スライドがよくまとまっているのでさっと読むとサービスの全容がよくわかる。
- https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/
- 公式の模擬試験を解いてみる。
- 本番相当の問題だがどれを間違えたかわからず解説もないので辛いが、キャプチャを取って理解が怪しい箇所については後から調べることで試験への自信になる。
- 試験直前にサンプル問題をもう一度解いてみる。
- ここまでやるとサンプル問題は全てさっと解けるレベルになっているので、試験前の最終確認と自信を付けるのにとても良い。
テストの受け方・心構え
- 模擬試験は数千円するので受けるか迷うが、合格後に次回無料チケットをもらえるので、2つめ以降の模擬試験は無料で受けられる。なので、絶対に落とさないように対策して望む。
- Associate以下は15,000円でProfessionalは30,000円なのでそこそこ費用がかかるが、合格後は次回半額チケットをもらえるので絶対に落とさないように対策して望む。
- オンライン受験かテストセンター受験か選べるが、オンライン受験は試験官と英語対話必須なのと部屋の周りをビデオで撮ったり人の声が聞こえたら即失格など厳しそうだったので無難にピアソンのテストセンター受験にした。
- テスト24時間前までなら自由に受験日を延長できるとのことで気軽に申し込んで受験日と理解レベルに応じて柔軟に延長できるが、実は2回しか延長できないので2日連続受験みたいなタイトスケジュールが発生してしまいある程度計画性は必要だと悟った。
AWS Certified Cloud Practitioner
- AWSサミットでラウンジに入りたくて昔取った資格。
- ある程度AWSを触ったことがある人なら無勉で受かるレベルだけど、各サービスが広く浅く登場して知らないサービスがいくつか出て焦ったので少しは対策していくことをお勧め。
AWS Certified Solutions Architect - Associate
- AWS認定といえばこれという程の花形。
- 受験者も一番多いようで本は多くあり、一番評判が良さそうだった黒本を熟読したが、各サービスの内容がよくわかって後々の試験でも生きるのでとてもお勧め。
- 一般的なベンダー資格と違ってケーススタディ的な実践的な問題が多いので、さすがAWSだと思う。
AWS Certified Developer - Associate
- SDKをどう扱うかやCodeXXX系のサービスが多く登場するまさに開発者向け。
- 本は一冊しかなく分厚いが各サービスの詳細まで書かれていて読むべき一冊。
AWS Certified SysOps Administrator - Associate
- 監視や権限や請求など管理者向けの内容。
- 本は探してもなかったのでひたすら問題を解いて挑んだが、試験範囲はそれほど広くないため特に困らなかった。
- 延長できなくてDeveloper資格の翌日に受けるという事態になってしまったが、全然何とかなった。
AWS Certified Solutions Architect - Professional
- Associate系が思ったよりすんなり取れたのでProfessionalも問題なくいけるかと思ったがここからレベルが全然変わる。
- Associate系は受験時間2時間のうち1時間で余裕で終わるレベルだが、Professional系の2つは3時間あるものの設問も選択肢も超長文でどれだけ状況をイメージできるかの時間との戦いになる。
- 1問3分弱で解かなければいけないが3分じゃどうやっても足りない設問もある。しかし即答できる問題もあるので全体的な時間配分に常に注意しつつも時間をかければ解けそうな問題には時間を注ぎ込むべき。
- 逆に見たこともない考えてもわからない問題もどうしても数問あるので、考えてもわからなそうなら諦めて時間を使いすぎないようにする。
- 超長文は頭の中でシステム構成を組み立てるとパニックになるので、支給されるホワイトボードに問題文と解答それぞれを図に書いていくと理解がスッキリして急がば回れ。
- 本は1冊出ていて読んだものの正直ほぼ役に立たなかった。説明本ではなく問題集であり、かつ問題が本試験に出る内容と大きくズレている気がする。
- AWSWeb問題集をひたすら解くが範囲が広くてなかなか自信が持てるレベルまでいかずに、試験予定日を大きく延長した。今回の学習で一番時間をかけた。
AWS Certified DevOps Engineer - Professional
- CloudFormationやCI/CD絡みの問題が多い。
- 本がないので問題集をひたすら解くが、やはり範囲が広く自信が持てるようになるまでにかなり時間を要する。
効果
- AWSのベストプラクティスをかなり学べた。例えば、プライベートサブネットのアプリがバージョンアップでインターネット接続する時にアウトバウンドだけ許可する時どうするか、巨大なオンプレのシステムを限られた回線と期日でクラウドに移行する時どうするか、など。
- 業務でAWSを使っててスキルは伸びてると思うけど世の中的にはどの程度のレベルなんだろうっていう漠然とした不安がクリアになって自信がついた。
まとめ
- 資格と聞くと「資格なんて」とか「資格ビジネス」とか言われることもあるけど、高々10日強で一通り取れるわけなのでとりあえず取ってみてから効果を判断しても良いのではと思う。
- AWSが自信を持って勧めてくるだけあって良い体験でした。
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