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WSL2 (Fedora Linux 42) 上のGUIで日本語入力する
前提条件
WSL2のFedora Linux 42ディストリビューション上のGUIアプリで日本語入力を行えるようにします.
WSLのバージョンを確認
> wsl --version
WSL バージョン: 2.5.10.0
カーネル バージョン: 6.6.87.2-1
WSLg バージョン: 1.0.66
MSRDC バージョン: 1.2.6074
Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511
DXCore バージョン: 10.0.26100.1-240331-1435.ge-release
Windows バージョン: 10.0.26100.4946
Fedora Linux 42をインストール
wsl --install -d FedoraLinux-42
設定方法
FedoraにFcitx5,Mozcアドオン,その他もろもろをインストール
sudo dnf install fcitx5 fcitx5-mozc langpacks-ja
ユーザー固有で日本語環境にする
echo 'export LANG=ja_JP.UTF-8' >> ~/.bash_profile
FedoraにログインしたときにFcitx5を起動するための設定
cat << EOS >> ~/.bash_profile
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export SDL_IM_MODULE=fcitx
export GLFW_IM_MODULE=ibus
fcitx5 --disable=wayland -d --verbose '*'=0
EOS
上記コマンドを実行した後,Fedoraからいったんログアウトして,ログインし直す
Fcitx5の設定を開いて,現在の入力メソッドにMozcがあることを確認
fcitx5-configtool
"キーボード - 英語 (US)"はそのままでOK
必要に応じて入力切替のショートカットを変更
動作確認
簡易のGUIテキストエディタを入れて動作を確認
sudo dnf install gedit
gedit
メモ (自分用)
- WSLgがバグっているせいか,Waylandを無効にしてFcitx5を起動しないといけない (https://github.com/microsoft/wslg/issues/117)
- dbus-x11はおそらく不要
- localectlによる設定はおそらく反映されない
- 日本語配列のキーボードの場合,必須ではないが,"キーボード - 英語 (US)"を"キーボード - 日本語"に変えてもよい
参考
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