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Claude Codeに10万文字規模のSF小説「Ω分岐の書庫」を書かせてみた

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はじめに

昨今、CursorやClineをさしおいて、AIコーディングエージェントの最右翼にのぼりつめたClaude Code。XやZennを見渡せば、実用的なものからウケを狙ったものまで、Claude Codeの活用方法がほんとにたくさんあります。

しかし!Claude Codeにできるのはコーディングやドキュメント執筆だけではありません。長文を書くようなタスクならほぼなんでもこなせます。というわけで、今回はClaude Codeに長編小説を書かせてみることにしました。

きっかけ

私が学生時代所属していたサークルのOBチャットがSlackワークスペースにあるのですが、その中でSF好きなとある先輩Sさんとネット小説について話していました。その流れでSさんはSF小説書かないんです?と話を振ってみたら、ChatGPTに作らせたプロットがでてきたので、じゃあそれ元にClaude Codeに書かせてみますよーということになったのでした。

※念の為:小説の執筆などは業務時間外(昨夜)私物PCで行ったものです。

成果物

できあがった小説はこちらから読めます。MkDocs+GitHub Pageで公開しただけです。リポジトリはこちらで、Sさんからいただいたプロットがこちら

見るからに胡散くささ炸裂のプロットですよね。出来上がった小説のスクショが以下のような感じです。

しかし、実際に出来上がった小説は私が読んでみた感じですが、決定論と自由意志、神学で議論されるテーマ(神はなぜ世界をよく作らなかったのか)などがうまいこと組み込まれていて、なかなかに読ませるものになっていて驚きました。感動を呼び起こすには至らないものの、10万文字規模の長編を破綻させずにそこそこ読ませるくらいの品質で書き切る実力は脱帽です。

やり方

特に工夫はしていません。スクショのように指示して(READNE.mdにしてしまったのを気を利かせて読んでくれたのは御愛嬌)、プロットの詳細化と執筆指示しただけです。


執筆についても途中の展開は変えたりすることなく、お任せで全部書いてもらいました。一度計画を立てたら何も指示せず書ききってくれるのは本当に便利です。コーディングでは長くなってくるとミスが入りやすいですが、経験上、小説や教育コンテンツのような「直線的な」文章ならほぼお任せでも問題ない品質のものがでてきます。

というわけで

ぜひ、Claude Codeで、コーディングだけでなく娯楽コンテンツの生産にも挑戦してみてください。

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