書籍「ベンチャーの作法」を読んで
社内SlackでCEOの三原さんに紹介いただいた書籍『ベンチャーの作法 ―「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術』を読んだので、概要と考えたことをまとめます。
結論
この本に書かれている内容は、ベンチャー企業で働くためのOS的な内容(行動原理)で、私はベンチャーに入って5年以上経ちますが非常に共感できるものでした。また、自分自身も実践できていない点があり、改善していきたいと感じさせる良書でした。
以下のような方にオススメです。
- すでにベンチャーで働いている方:自分自身🧠を見直すために
- これからベンチャーで働きたい方:自分がベンチャーに合うのか?うまく適応する方法を知りたい
- 新卒でベンチャーか?大手か?迷っている方:具体的にベンチャーのリアルな働き方をイメージし、自分にあっているのか?成長できるのか?を確認したい
本の概要
本書について、Amazonの書籍紹介からの引用です。
上司や先輩に「指示」を仰ぎながら仕事を進める。「計画やコンセプト」をしっかり固めてから行動する。気になった課題を指摘して、改善を提案する。
どれも社会人として模範的な考え方であり、行動です。しかし成長途上の企業にいるのなら、これでは活躍できません。従順で聞き分けのいい「指示待ち人間」。理想論を語るだけの「評論家」。他人に変化や努力を促す「他責思考」そんなものは、必要とされないからです。
成長途上の組織が求めているのは、自ら動いて結果を出せるやつです。
前例のない仕事ばかり。慎重さよりスピード感が重要。人手がつねに足りていない。
そんな事情を抱えた組織において、正論や他責思考は必要とされません。成長途上の組織には、その環境に見合った、仕事の進め方、成果の出し方、評価の手に入れ方があります。結果を出したいと思うのなら、そういった「作法」を知ることです。でも、そんなことは誰も教えてくれません。みんな自分の仕事でいっぱいいっぱいだからです。他人に優しく指導する暇なんてありません。
だから、この本が生まれました。
上記通りで、誰も親切にベンチャーの作法(行動原理)を教えてはくれません。 😢
ベンチャーの作法を習得する効率がよい方法とは?
では、「ベンチャーで自分の努力を早く成果に結びつけるために、ベンチャーの作法(行動原理)を習得するにはどうしたらいいのか?🤔」となるわけですが、職人さんの世界のように先輩の技を盗むことも大事です。しかし、それでは時間がかかります。会社のValueカードや仕事での経験、社内キックオフのようなイベント、1on1などを通じて学ぶこともできますが、それでも時間がかかります。
また、コーチング的な考え方でも、脳がイメージできてないことを、人はなかなか実現できないと言われています。
そこで本書となります。本書は、ベンチャー企業で活躍するための仕事の作法(行動原則)について、ひととおり書かれています。そのため本書を使って、一気に、自分の行動・考え方 と 行動原理を比較すると良さそうです。
行動原理の抜粋
一部ですが、書籍より行動原理を抜粋してみました。これらの特徴を持つ人が、不確実性の高いベンチャーの世界で成功を掴む可能性が高いとされており、納得感が高いです。
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言い訳をするのではなく、結果を出すことができる。
ベンチャーの世界では「結果がすべて」であり、言い訳ではなく、何があっても結果を出すことが求められます。 -
指示待ちではなく、自ら考えて行動できる。
成功する人は常に問題意識を持ち、言われたことだけでなく自ら考え主体的に行動します。 -
現状維持ではなく、常に変化を恐れず挑戦できる。
ベンチャーは常に変化の激しい環境にあり、成功には新しいことへの挑戦が不可欠です。 -
他人任せにするのではなく、当事者意識を持ってやり抜くことができる。
自分の仕事に対して責任感を持ち、最後までやり遂げる強い意志が必要です。 -
前職などの過去の成功に固執するのではなく、常に新しい知識やスキルを吸収できる。
市場や技術は常に変化するため、学び続ける姿勢が重要です。 -
感情的になるのではなく、論理的に考え、判断できる。
客観的なデータや事実に基づき、冷静に判断を下すことが求められます。 -
完璧主義に陥るのではなく、まず行動し、改善を繰り返せる。
不確実な要素が多いベンチャーにおいては、迅速な行動と柔軟な改善が重要になります。 -
自分の能力を過信するのではなく、他者の意見に耳を傾け、協力して成果を出せる。
チームワークを重視し、周囲と協力しながら目標達成を目指すことが重要です。 -
短期的な視点に偏るのではなく、長期的な視点を持って事業を成長させられる。
目先の利益だけでなく、将来の成長を見据えた戦略的な思考が求められます。 -
リスクを恐れて動かないのではなく、リスクを理解し、コントロールしながら挑戦できる。
リスクをまったく取らないことは成長の機会を逃すことにつながります。 -
情報収集を怠るのではなく、常にアンテナを張り、変化の兆候を捉えることができる。
市場や競合の動向、技術革新など、常に最新の情報を収集し、分析する能力が重要です。
最後に
上記、書籍の内容を抜粋しましたがいかがでしたでしょうか?もし気になる箇所のある方は、脳に「ベンチャーの流儀」のイメージを刷り込むためにも、ぜひ書籍を手に取って読んでみて頂ければ幸いです。📚
私も折を見て読み返したいと思います。🙋♂️
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