👻
Linuxのインストールとパッケージ_ハードディスクのレイアウト設計
LVM (Logical Volume Manager)
概要
- 従来の物理的なパーティションを用いた方法よりも柔軟に記憶領域を管理することができるようにする仕組み
- 各論理ボリューム(LVM を利用しない場合のパーティションに相当)のサイズを後から変更可能
- 単体のハードディスク(LVM では物理ボリュームと呼ぶ)の容量を超えるサイズの論理ボリュームを作成
- 新たな物理ボリュームを追加してボリュームグループ全体のサイズを増加
- 不要な特定の物理ボリュームだけをボリュームグループから削除
- LVMには論理ボリュームへの変更前の情報を保持する「スナップショット」という機能
- バックアップの対象をスナップショットにすることで、運用を停止することなく、安全にバックアップを行う
作成順序
スワップ領域
概要
- 物理メモリ(実メモリ、RAM)に収まらなかった情報を一時的に格納する為の領域
条件 | 要領 |
---|---|
RAMが2GB以下の場合 | RAMの2倍 |
RAMが2GBを超過~8GB以下の場合 | RAMと同量 |
RAMが8GBを超過~64GB以下の場合 | 4GBからRAMの0.5倍 |
RAMが64GBを超過 | 少なくとも4GB |
主要ディレクトリ
ディレクトリ | 分割適否 | 用途 |
---|---|---|
/home | 〇 | 一般ユーザのホームディレクトリ |
/usr | 〇 | 起動に不要なプログラム |
/var | 〇 | ログファイル等可変なファイル群を格納 |
/opt | 〇 | 追加パッケージの格納 |
/boot | △ | 起動に必須なファイルを格納 |
/tmp | △ | 一時ファイルを格納 |
/bin | × | 一般ユーザのコマンドを格納 |
/sbin | × | 管理者用のコマンドを格納 |
/etc | × | システムの共有設定を格納 |
/lib | × | 共有ライブラリを格納 |
/dev | × | デバイスファイルを格納 |
Discussion