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Linuxのインストールとパッケージ_ハードディスクのレイアウト設計

2023/10/10に公開

LVM (Logical Volume Manager)

概要

  • 従来の物理的なパーティションを用いた方法よりも柔軟に記憶領域を管理することができるようにする仕組み
    • 各論理ボリューム(LVM を利用しない場合のパーティションに相当)のサイズを後から変更可能
    • 単体のハードディスク(LVM では物理ボリュームと呼ぶ)の容量を超えるサイズの論理ボリュームを作成
    • 新たな物理ボリュームを追加してボリュームグループ全体のサイズを増加
    • 不要な特定の物理ボリュームだけをボリュームグループから削除
    • LVMには論理ボリュームへの変更前の情報を保持する「スナップショット」という機能
      • バックアップの対象をスナップショットにすることで、運用を停止することなく、安全にバックアップを行う

作成順序

スワップ領域

概要

  • 物理メモリ(実メモリ、RAM)に収まらなかった情報を一時的に格納する為の領域
条件 要領
RAMが2GB以下の場合 RAMの2倍
RAMが2GBを超過~8GB以下の場合 RAMと同量
RAMが8GBを超過~64GB以下の場合 4GBからRAMの0.5倍
RAMが64GBを超過 少なくとも4GB

主要ディレクトリ

ディレクトリ 分割適否 用途
/home 一般ユーザのホームディレクトリ
/usr 起動に不要なプログラム
/var ログファイル等可変なファイル群を格納
/opt 追加パッケージの格納
/boot 起動に必須なファイルを格納
/tmp 一時ファイルを格納
/bin × 一般ユーザのコマンドを格納
/sbin × 管理者用のコマンドを格納
/etc × システムの共有設定を格納
/lib × 共有ライブラリを格納
/dev × デバイスファイルを格納

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