クソアプリ用の画像素材を作るのに苦労した件
この記事はクソアプリ Advent Calendar 2025の6日目の記事です。
はじめに
クソアプリ Advent Calendar 2025に参加したくて、時事的なネタを扱うクソアプリを作りました。
しかし、アプリに使う画像素材を用意するのに非常に苦労したので、その過程を共有します。
最近は、生成AIで思いつきをすぐに形にできるので、非常に便利です。
普段はコードを書くことに集中しているのですが、今回は画像素材が欲しくて、同じようなツールの感覚で生成AIを使ったら、あまりの融通の効かなさに苦労したので、その過程を記事にして、スッキリして年越ししたいなと思います。
作ったもの
クソアプリ「例のリストチェッカー」の画像素材
使用したツール
- Claude Code: アプリのコード作成
- Gemini: アプリの画像作成
試行錯誤の過程
最初のアプローチ
コードはVS CoderにClaude Codeを組み込んでプランを計画し、内容を確認してから実装→デプロイまで行いました。
ただ、Claude Codeは画像の生成はできないというので、「Geminiで生成するので、プロンプトを考えて」として、考えてもらいました。
cartoon style spokesperson character in formal suit,
standing behind microphone podium, serious but slightly
comical expression, flat design illustration, simple background,
mascot character for joke web app, friendly atmosphere
作成された画像: 青いクマ

いい感じです。
色調の変更とキャラの変更
ただ、例のリストのイメージを醸すために色調を変更します。
くまの色を黄色、背景の青を赤くできますか?
作成された画像: 黄色いクマ

おほおほ、いい感じです。
ただ、クマが可愛い感じすぎるので、もう少しイメージを醸す感じにして欲しいです。
顔をアジア人ぽくできますか?
作成された画像: 報道官に変更

あれ?顔でなく頭丸ごと変わってしまいました。
まあ、これはこれでアリです。
キャラの位置を調整して、吹き出しを追加
ここまではいい感じでした。アプリに使うために、キャラを移動し、吹き出しを追加して欲しいです。ただの吹き出しにすると、喋ってる感じになるので、思考の文章を入れる吹き出しにしてほしいです。
このアプリは、報道官はリストの内容に関して明言はすることはなく、この名前が出るのはn回目だなと、心の中で思っているという趣旨ですので。
なので、以下のようなプロンプトをだしました。
キャラクタを左に寄せて、思考の文章を入れる吹き出しを空いたスペースにつけてください
作成された画像: キャラの位置を調整して、吹き出しを追加

そういうことではないんだけど、こっちの指示が悪いのかもしれない。
でも、ちょっとは空気読んで欲しい。
どうやってもうまくいかない
吹き出しの中の文字は不要です
マイクと台もキャラと一緒に左に寄せてください
作成された画像: 吹き出しの中の文字は不要

最初の一行の指示のみ効いたみたいです。
マイクと台もキャラと一緒に左に寄せてください
作成された画像: 一緒に左に寄せて

むぅ、なんかうまく伝わらなくなってきた。
画像で指定して、いい感じになったみたいな記事をみたことがあります。アレをやればあるいは…
ということで、絵で指定してみました。
作成した画像: 指示画像

吹き出しは、右側に移動して大きく、キャラとマイクと台は左に寄せて位置を合わせて下さい

ちょっと不機嫌になってます?
ここはちょっとフレンドリーに接して、空気を柔らかくしよう。
マイクと台。キャラがズレていますよね?
もとに戻ってしまいました。文字でコミュニケーションするのってむずかしいですね。

どうやってもダメそうです。そこで、最初からやり直そうと思い、再度、最初のプロンプトを実行。
作成された画像: おまえは誰だ?

さっきのは奇跡の一枚だったのか…
画像を元にプロンプトを生成
うまくいっていた、あの時に戻りたい。
仕方ないので、あの画像を元にプロンプトを生成してもらい、再度実行してみることにしました。
漫画スタイルのイラストレーション。
自信に満ちた、少し皮肉っぽい笑顔を浮かべたアジア人男性が、マイクが設置された演説台の後ろに立っている。
位置は画面の左側によっている。
彼は濃紺のスーツ、青いシャツ、紺色のネクタイを着用し、髪は短く整えられている。
演説台の前面には、「JOKE WEB APP」という文字が黒字で書かれた黄色いリボン状のバナーがある。
背景はシンプルで、赤い壁の前に、少し傾いた大きな黄色の長方形が配置されている。
思考の吹き出しが中央と右側のスペース全体に空の状態で配置されている。
全体的にフラットでクリーンなベクターアートスタイル。
作成された画像: おお、いい感じ

慎重にプロンプトを実行
①背景の白い部分は不要です。赤と黄色のみの背景にしてください。
②吹き出しは一つでお願いします。
作成された画像: おお、いい感じ

あと少しです。
吹き出しは右のスペースいっぱいの大きさにしてください
作成された画像: これこれ

最終的に妥協
当初の想定よりは、コミカルさが不足しているのですが、まあ、いいかと妥協しました。
学んだこと
「ちょっと違うけど、あとでなおせばいいや…」は命取り
まとめ
なんかバズって、誹謗中傷で炎上するのが怖いので、いろいろ機能を盛った計画をした上であきらめていたのですが、
クソアプリ Advent Calendar 2025というのを知り、我慢できずに作ってしまいました。
なので、怖くなったら閉鎖します。
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