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Claude Codeを1週間使ってみた率直な感想 - 「やることがない」開発体験

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Claude Codeを1週間使ってみた率直な感想 - 「やることがない」開発体験

はじめに

AI開発ツールが話題になる中、Claude Codeを1週間集中的に使ってみました。結論から言うと、自分の手を動かさずとも作業を代わりにやってくれるので、なんもすることないなというのが正直な感想です。この「やることがない」状態の開発体験について、実際の体験を通してレポートしたいと思います。

1週間で実際に作ったもの

1. iPhoneアプリ開発

SwiftUIの知識はほぼありませんでしたが、過去にChatGPTを使って簡単なアプリを開発した経験はありました。Claude Codeでは「iPhoneアプリを作ってみたい」という漠然とした要望から始めて、実際に自分の端末で動くアプリが完成。基本的なUI、データ管理、端末固有の機能まで実装できました。

2. Cloudflareと連携したWebページ

ページの更新作業も「Cloudflareでサクッとアップデートしたい」と伝えるだけで、デプロイスクリプトから設定まで一式を用意してくれました。

3. GitHubでのコード管理

リポジトリの作成、ブランチ戦略、コミットメッセージの規約まで、プロジェクト管理周りも全てお任せできました。

感じた最大のメリット

「簡単に話せばやってくれる」手軽さ

技術的な詳細を知らなくても、「こんなことがしたい」と日本語で伝えるだけで形になります。従来なら数時間かけて調べていたことが、数分の対話で解決するケースが多々ありました。

「中がどうなっているかを説明してくれる」学習効果

単純にコードを生成するだけでなく、なぜそういう実装にしたのか、どんな仕組みで動いているのかを丁寧に説明してくれます。これにより:

  • 自分で何か始めることがやりやすくなった
  • 自学するにもやりやすい

知らない分野でも、とりあえず動くものを作ってから理解を深めるアプローチが取れるようになりました。

実際に工夫したコツ

1. コンテキスト管理の重要性

使っていて気づいたのは、時々コンテキストが膨大になるのか、レスポンスが帰ってこないことがあるという点です。

対策として:

  • 要件定義ファイルの作成: プロジェクトの目的や制約を明文化
  • 作業を細切れにしてやる: 大きなタスクを小さな単位に分割

2. 指示の出し方の勘所

どうとでも取れる指示を送ると思ってなかったアウトプットができることがありました。曖昧な指示よりも、具体的な要求の方が期待に近い結果が得られます。

3. エラー対応のアプローチ

興味深い発見だったのは、簡単なエラーを文脈の問題か難しく考えてしまう時があるという点。

効果的だった対処法:

  1. エラーメッセージを別のAI(ChatGPTなど)に送る
  2. その返答をClaude Codeに渡す
  3. すんなり解決

この「AIの使い分け」は、今後重要なスキルになりそうです。

まだ試していない機能

claude.mdを作り込むことはまだやっていませんが、これは今後の楽しみです。プロジェクト固有の文脈をもっと効率的に管理できそうな予感があります。

率直な感想:「なんもすることないな」の快適さ

1週間の体験を通して、Claude Codeは**「アイデアを形にする障壁を極限まで下げるツール」**だと感じました。

  • 技術的なハードルが劇的に下がった
  • アイデアから実装までの時間が大幅短縮
  • 学習効率が向上
  • **「なんとなく作ってくれるし、それで今不便ない」**という快適さ

まとめ

Claude Codeは、プログラミング経験の有無に関わらず、とりあえず全員に使って欲しいツールです。何か作りたいものがある人、新しい技術に触れてみたい人、効率的に開発したい人、すべての人にとって価値のある体験ができると思います。

今後の課題としては:

  • より効率的な指示の出し方の習得
  • claude.mdを活用したプロジェクト管理
  • 複数AIの使い分けスキルの向上

便利すぎて「やることがない」状況ですが、これが新しい開発スタイルの始まりなのかもしれません。

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