SecHack365 ReturnsでLTしてきました!
はじめに
最初にSecHack365を簡単に説明すると,5つのコースに分かれ,コースごとの特徴的な指導を受けながら,1年間でセキュリティ要素を入れたモノづくりをする長期ハッカソンです.
そして,1年間を乗り切りSecHack365の修了生となったものが集まるイベントがSecHack365です.
私は,2021年度に思索駆動コースを修了し,今回終了後初のSecHack365 Returnsに参加させてもらいました.
ちなみに,2021年度はコロナの影響で全てオンラインの開催となったので,トレーニー時代含め初のオフライン会参加となりました.
Returns
Returnsでは,3種類の発表形式が設けられていました.
- LT(5分)
- 発表(10分)
- BoF
3段階で難易度が上がるなぁと思ったので,とりあえず今回はLTをすることにしました.
LT「家具を動かすセキュリティ」
今回は,今年のIOTS2022にポスター論文を投稿することができたので,その内容のセキュリティ的活用を考えLTしました.
IOTS2022に投稿した論文の詳しい内容は別で記事にしようと思います.
簡単に論文の内容を説明すると,家具を移動させることができるロボット(家具移動ロボット)に乗せた家具をスマートフォンを使って移動させるというものです.
これのセキュリティ的活用方法を考えLTにしたのですが,まず前提としてセキュリティの定義をしておきます.
賛否両論あると思いますが,私がセキュリティとして定義しているのは,「何かを守っていること」です.
なので,テーマを「家具を動かし〇〇を守る」としました.
家具を動かし〇〇を守る
※ 最初に言っておきますが,できるできないは考えていません.
私が思いついたアイディアは3つです.
- 足の小指を守る
- 人命を守る
- 家への侵入を防ぐ(財産を守る)
足の小指を守る
みなさん,足の小指はよくぶつけますよね.
「この距離・この速度・この角度なら必ずぶつける」をセンサー等で検知して,家具がぶつからない位置に移動し,足の小指を守ります.
この話についてはチャットで議論が生まれました.
「家具を動かすことで別の人にぶつける可能性がある」
おっしゃる通りです.2人以上いる空間だと避けた先に人がいたら,ただの事故です.
これに関しては,回避経路を考慮する必要があります.
そして,「嫌いな人に意図的にぶつけることもできるのではないか」という話も出ていました.(たしかに)
そもそもは,物理空間の快適性向上のために利用することを考えていて,こういった攻撃手段があるという考えがなかったので,LTしてきて良かったです.
人命を守る
何か災害が起きた時に,狭い通路を移動するのは大変だと思います.
そこで,災害発生時に家具が壁際などに移動することで,避難経路を確保しようというものを考えました.
これに関しては,地震の時に家具を移動させる方法やそもそも災害発生時にどこから逃げれるのかを判断する方法など考えることは山ほどありますが,実現すれば災害時の生存率は格段に上がると思います.
家への侵入を防ぐ(財産の守る)
これに関しては半分ネタです.
家の外のカメラで不審者を検知し,ドアの前に家具を設置することで,泥棒を家に入れないというものですが,,,
そもそも家に置いてある家具に重量があって,ドアと同等の大きさがあって,など制約が付き,家の侵入経路は窓などたくさんあるので,そういった家具が大量に必要になりますね.
なので,カメラで不審者を検知したときに,警察に映像を転送するとかのほうが遥かに良いと思います.(LTスライド制作中の主へ,記事執筆中の主より)
おわりに
今回はSecHack365の修了生コミュニティの中でのLTでしたが,やっぱりアイディアや自分の考えは外に発信していくことで,視野が広がるので,LT大事だなということを再認識することができました.
来年は,発表に挑戦してみようかなという気持ちになりました.
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