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バイブコーディング UI/UX 日本語指示 10 選

に公開

はじめに

こんにちは!株式会社OCT-PATHでCEOをしている多田 雄策です。

「とりあえずいい感じにUI作っといて」を AI に伝えるのは意外とむずかしい——。
そこで本記事では、CursorEditor から Claude 4 Sonnet に渡すだけで、デザインガイドラインに沿った UI をサクッと生み出せる 実践的な日本語プロンプトの10選 を紹介します。
ベースとなるデザインシステムが既に存在する前提なので、エンジニア・デザイナー問わず「色ズレ」「余白迷子」「情報過多」の三重苦から解放されるはずです。

対象読者

  • CursorEditor & Claude 4 Sonnet を日常使いしている人
  • 自社/クライアントのデザインシステムがある人
  • 「UI は AI に丸投げしたいけどクオリティは妥協したくない」人

今回自社サービスのWorkchainのUIUX改善をバイブコーディングのみで実施を行いました。
下記は実際の画面になります。
これられは、バイブコーディングのみでUIUX改善を行いました。
ベースカラーのトンマナを守りながら、0からのレスポンシブ対応
0からのライトモード・ダークモードの対応含め全面的に改修を行いました。


クイックスタート

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洗練されたUIにしてください  
ベースカラーは#00C4CCでお願いします  

上記 2 行を貼るだけで、既存のデザインシステムを踏襲しつつ “肩肘張らないおしゃれ感” を自動生成。
以降はセクションごとの微調整を、今回紹介するプロンプトで行います。


指示 10 連発

# コマンド例 何が嬉しい? うまく効かせるコツ
1 洗練されたUIにしてください 余計な装飾を抑えて品よくまとめる 基本のトーン & マナーを維持したいときに最初に入れる
2 ベースカラーは #00C4CC でお願いします カラーバリエーションの暴走を防止 アクセントカラーはトークン指定で別途渡すと◎
3 モダンなUIにしてください “シンプル過ぎ” と “盛り過ぎ” の中間を狙う モバイルアプリなら「タブが主役」の構成に誘導されやすい
4 リッチor美しいUIにしてください 要素間の階層感を強調して存在感アップ 飾り枠・グラデ・ドロップシャドウを許可する時のスイッチ
5 視認性が悪いので WCAG AAA ランクのカラーリングをしてください コントラスト調整の一撃 テキスト/背景の比率を厳密にチェックしたい時に
6 マージンを 10px、パディングを 10px にそろえてください ガタつく余白を一網打尽 数値は “8 の倍数” にするのが吉
7 【PC】トップページ > ヒーローセクション > CTA ボタンを中央寄せに 親要素から順にたどれるので認識ミスなし PC/SP の頭出しを忘れずに
8 ヒーローセクション: CTA ボタンの左右マージン +8px 影響範囲を最小化 「:」で範囲 → 指示の型にすると読み取り精度アップ
9 キャプチャ画像 https://example.com/ss.png 内のカードだけ角丸 12px 画像解析でピンポイント修正 URL 貼るだけ、説明いらず
10 以下の Markdown 設計書を参照 毎度同じ指示を書かなくて済む デザインシステムを md で共有→AI に読ませるのが最強

トラブルシューティング

症状 処方箋
レスポンスが “真っ白” デザインシステムの読み込み漏れ → Markdown を再読込
急にド派手な配色 ターン制御を忘れている → ベースカラー指定を再送
余白指示が無視される 親要素の特定ミス → 7. の形式でフルパス指定

まとめ

エンジニアでもUIにこだわりたい、プロトタイプだとしても美しいデザインにしたい
そんな悩みをサクッと解消する言葉の表現を加速していければ!
CursorEditor で履歴をテンプレ化 → チーム共有すれば、誰が触ってもデザインのブレが消えます。

「こんな指示も効くよ!」というアイデアがあれば、ぜひコメントで教えてください。
Zenn のリアクション(LGTM👍)が次回アップデートの活力になります!

Happy Vibe Coding!

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