GASのログをGCPに紐づけて確認する方法
はじめに
GAS使用しているときに下記の点で不便に感じており、何か方法はないかと調べてみました。
- 実行ごとにログが消えてしまう
- 実行後にconsole.log,Logger.logなどのログとして見ることができない
今回は以下の記事のGASのプロジェクトをGCPに紐づけるを実際に行ってみました。
GCPプロジェクトの作成
以下のリンクからGCPを開きます。
左上の▼
を選択
右上の新しいプロジェクト
を選択
プロジェクト名を入力して左下の作成
を選択してください。
作成したプロジェクトのダッシュボードを開き、プロジェクト番号(赤塗りの部分)をメモしておいてください。
GCPの設定
APIとサービス
を選択
左側にあるOAuth同意画面
を選択
外部
を選択し、作成
を押下してください。
アプリ名
はログを出力したいGASのプロジェクトの名称を入力し、
ユーザーサポートメール
と
デベロッパー連絡先情報
にメールアドレスを入力して、左下の保存して次へ
を選択してください。
次のスコープ
では何も入力せずに左下の保存して次へ
を選択してください。
テストユーザー
では、+ ADD USERS
を選択、
スクリプトを実行するアカウントのメールアドレスを入力し、追加
を選択
メールアドレスが追加されていることを確認し、左下の保存して次へ
を選択してください。
GAS側の設定
ログを出力したいGASのプロジェクトを開き、左側のプロジェクトの設定
を選択
プロジェクトを変更
を選択
GCPプロジェクトの作成した際にメモしておいたGCPのプロジェクト番号を入力し、プロジェクトを設定
を選択してください。
プロジェクト番号が登録されていることを確認したら、一度再デプロイしてください。
ログを確認する
ログ エクスプローラーの開いてログを確認します。
ログ エクスプローラーの開く方法には以下の2つがあります。
①下記リンクから開く
②ナビゲーションメニューから開く
ダッシュボードの左側、3本線のナビゲーションメニューを選択、
下の方までスクロールすると、ロギング
という項目にカーソルをかざし、ログ エクスプローラー
を選択してください。
毎回下までスクロールするのはめんどくさいので、固定します。
かざすとピンのようなアイコンが出てくるので、クリックして固定してください。
これで固定済みになり、ナビゲーションメニューの上の方に出てくるようになります。
過去のログも以下のように表示されます。
最新のログを表示は左側にある転送
を選択して、現在の時刻に合わせてください。
料金
無料枠が存在し、毎月50GiBまでは無料で利用できます。
私が3日間ログを出力してみても以下の利用料だったので、まず無料枠を超えることはないと思います。
1GiB(ギビバイト)は1,048,576 KiB(キビバイト)に相当します!
不安な方は使用量アラートを設定するのが良いと思います。
DriveAppクラスを使用する場合のエラー
GASでDriveAppクラスを使うとException: We’re sorry, a server error occurred. Please wait a bit and try again.
エラーが出ると思いますので、その解決法です。
実行時間の可視化
console.timeメソッド、console.timeEndメソッドを使用すると便利です。
このように確認することができます。
終わりに
何かありましたらお気軽にコメント等いただけると助かります。
ここまでお読みいただきありがとうございます🎉
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