🧶

GASのログをGCPに紐づけて確認する方法

2023/11/07に公開

はじめに

GAS使用しているときに下記の点で不便に感じており、何か方法はないかと調べてみました。

  • 実行ごとにログが消えてしまう
  • 実行後にconsole.log,Logger.logなどのログとして見ることができない

今回は以下の記事のGASのプロジェクトをGCPに紐づけるを実際に行ってみました。
https://prtn-life.com/blog/gas-log-gcp#toc4

GCPプロジェクトの作成

以下のリンクからGCPを開きます。
https://console.cloud.google.com/?hl=ja

左上のを選択

右上の新しいプロジェクトを選択

プロジェクト名を入力して左下の作成を選択してください。

作成したプロジェクトのダッシュボードを開き、プロジェクト番号(赤塗りの部分)をメモしておいてください。

GCPの設定

APIとサービスを選択

左側にあるOAuth同意画面を選択

外部を選択し、作成を押下してください。

アプリ名はログを出力したいGASのプロジェクトの名称を入力し、

ユーザーサポートメール

デベロッパー連絡先情報にメールアドレスを入力して、左下の保存して次へを選択してください。

次のスコープでは何も入力せずに左下の保存して次へを選択してください。

テストユーザーでは、+ ADD USERSを選択、

スクリプトを実行するアカウントのメールアドレスを入力し、追加を選択

メールアドレスが追加されていることを確認し、左下の保存して次へを選択してください。

GAS側の設定

ログを出力したいGASのプロジェクトを開き、左側のプロジェクトの設定を選択

プロジェクトを変更を選択

GCPプロジェクトの作成した際にメモしておいたGCPのプロジェクト番号を入力し、プロジェクトを設定を選択してください。

プロジェクト番号が登録されていることを確認したら、一度再デプロイしてください。

ログを確認する

ログ エクスプローラーの開いてログを確認します。

ログ エクスプローラーの開く方法には以下の2つがあります。
①下記リンクから開く
https://console.cloud.google.com/logs/

②ナビゲーションメニューから開く
ダッシュボードの左側、3本線のナビゲーションメニューを選択、

下の方までスクロールすると、ロギングという項目にカーソルをかざし、ログ エクスプローラーを選択してください。

毎回下までスクロールするのはめんどくさいので、固定します。
かざすとピンのようなアイコンが出てくるので、クリックして固定してください。

これで固定済みになり、ナビゲーションメニューの上の方に出てくるようになります。

過去のログも以下のように表示されます。

最新のログを表示は左側にある転送を選択して、現在の時刻に合わせてください。

料金

無料枠が存在し、毎月50GiBまでは無料で利用できます。
https://cloud.google.com/stackdriver/pricing?hl=ja

私が3日間ログを出力してみても以下の利用料だったので、まず無料枠を超えることはないと思います。

1GiB(ギビバイト)は1,048,576 KiB(キビバイト)に相当します!

不安な方は使用量アラートを設定するのが良いと思います。

DriveAppクラスを使用する場合のエラー

GASでDriveAppクラスを使うとException: We’re sorry, a server error occurred. Please wait a bit and try again.エラーが出ると思いますので、その解決法です。
https://qiita.com/sa9ra4ma/items/8b25695b0f23435cdf64

実行時間の可視化

console.timeメソッド、console.timeEndメソッドを使用すると便利です。
https://zenn.dev/nenenemo/articles/37bcd323f7b2dc

このように確認することができます。

終わりに

何かありましたらお気軽にコメント等いただけると助かります。
ここまでお読みいただきありがとうございます🎉

Discussion