ChatGPT✖️VSCodeのAI搭載エディター「Cursor」のわかりやすい使い方
Cursorとは
AI(ChatGPT)を活用したコードエディターで、ブラウザを開かなくてもエディター内でChatGPTを使用した修正や質問ができます。
現在のVSCodeの設定や拡張などをそのまま引き継げるので、VSCodeを使用してる人はChatGPTの拡張が追加されたような感じで使用できます!
プライバシーモード
ChatGPTを使用するので、プライバシーモードの設定をしておきましょう。このモードを有効にするとAIの学習にも使用されないため、ユーザーのプライバシー保護が強化されます。
コマンドパレットでsettings
と入力し検索、
下へスクロールし、Privacy Modeをenabled
へ変更してプライバシーモードを有効にしてください。
ダウンロードと初期設定
ダウンロードが済んでいる方は目次から操作の項目に飛んでください。🙇
まずはCursor(https://cursor.sh/)からダウンロードしてください。
Download for Mac
を選択してZipファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたZipファイルを選択します。
Install Cursor
が表示されると思うのでダブルクリックで開いてください。
開く
を選択してください。
インストールが始まります。
インストールが終わると、アプリが開くと思います。
私はVSCodeを使用しているので、Default(VSCode)
、言語設定のみを日本語
と入力してContinue
を選択しました。
この設定によって、ChatGPTを使用する際に日本語で会話できるようになります。
現在のVSCodeの設定や拡張などをそのまま使用するためにUse Extensions
を選択し、
Log in
を選択
私はGitHub
を選択しました。
Authorize getcursor
を選択
これで初期設定は完了しました!
ちなみに
アプリケーションにアプリが入っていると思います。
確認できたら先ほどのZipファイルとInstall Cursor
は使用しないので削除してください。
チャットエリアを表示する
⌘+Shift+L
でチャットエリアを表示することができます。
エラー修正
最初にエディターで表示されているチュートリアル用と思われる.cursor-tutor
のコードを使用して色々と試してみたいと思います。
.cursor-tutor/projects/javascript/src/index.js
の24行目のheader
をheade
とタイポしてみます。
エラーの下線が出ているのでエラー箇所をホバーして、AI Fix In Chat
をクリックしてください。
以下のように修正方法を教えてくれます。
また、赤枠の部分を押すと
自動でコードを修正してくれます。選択するか⌘Y
で修正したコードに変更することができます。
ターミナルのエラー修正
ターミナルでエラーが出た際にDebug with AI
を押すと先ほどのように修正方法を教えてくれます。
チャット欄にコードをペーストする
ペーストしたいコードを範囲選択して、⌘L
でチャット欄に範囲選択した部分のコードだけがペーストされます。
コードを選択して質問
範囲を選択して⌘K
を押すと、チャット欄を使用せず、押した場所で質問を入力することができます。
Submit Edit
で質問を送信してください。
Accept
を選択するとすべてのコードが修正されます。
headerのタイポも一緒に修正されていますね。
すべてのコードが修正されました。
Web上のドキュメントを学習(Docs機能)
チャットエリアで@
を入力またはAttach
を選択します。
Docs
を選択
S3のドキュメントなど色々出ていますが、一番下のAdd New Docs
を選択してください。
学習させたいURLを入力してください。
今回はTailwind cssのドキュメントを学習させてみたいと思います。
入力が終わったらreturnキー
を押します
あれ、すでに名前がついている...? Confirm
を選択してみます。
既に存在するようです。
ありました。
登録がなかった https://cva.style/docs/examples/react/css-modules で試してみます。
好きな名前をつけて Confirm
を選択してください。
今回はReact with CSS Modules
としました。以下が表示され読み込みが完了しました。
次回以降も出てくるようになっていますね。
特定のコードや依存関係を学習させる(Symbols機能)
先ほどのDocs機能と同じで@
を入力し、ドロップダウンからファイルやコードのシンボルを選択することで特定のコードや依存関係を学習させることができます。
プロジェクトを一から作成してもらう
File
からNew AI Project
を選択
作成してほしいプロジェクトの内容を記述してください。
今回は簡単に記述してみます。
プロジェクトを作成するフォルダを選択、プロジェクト名を入力してDone
を押してください。
作成されています。
内容を確認してみます。
File
からOpen Folder
で作成されたプロジェクトを選択
下記のような内容でした。
アクティビティーバーの表示
デフォルトでは、水平になっていると思います。VSCodeと同じにしたいので縦並びに変更したいと思います。
設定を選択、
Editor > Open editer settings
を選択、
activityBar
と入力、Orientationの値をvertical
に選択して、
Restart
を選択して、再起動してください。
縦並びに変更されていると思います!
料金について
Basic(無料) | Pro($20/月) | Business(1人につき$40/月) | |
---|---|---|---|
GPT-3.5の使用回数 | 200回/月 | 無制限 | 無制限 |
GPT-4の使用回数 | 基本的なチャット機能 50回(毎月リセットされません) | 基本的なチャット機能 無制限 / 優先的なアクセス、高速で高精度のチャット機能 500回 | 無制限 |
OpenAIのAPIキー設定
右上の歯車からAPIキーを入力できます。
チュートリアル 開発サーバーの起動
projects/javascript/src/
に移動して依存関係をインストールします。
npm install
開発サーバーを起動します。
npm start
下記が表示されると思うので、OK
を選択してください。
http://localhost:3000 にアクセスすると下記が表示されているかと思います。
参考にさせていただきました
終わりに
何かありましたらお気軽にコメント等いただけると助かります。
ここまでお読みいただきありがとうございます🎉
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