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HTTPメソッドの理解:PUTとPOSTの徹底解説ガイド

2024/11/01に公開

HTTPメソッド、特にPUTとPOSTは、Webアプリケーションでのリソース管理の基盤となるものです。このガイドでは、これらのメソッドについて徹底的に解説し、その違いやAPIセットアップにおける使い分けを詳しく見ていきます。

PUT HTTPメソッドとは?

PUTメソッドは、指定したURLにリソースを「更新」または「作成」するために使用されます。以下がPUTメソッドの主な特徴です。

  • リソースの識別:URLそのものがリソースのIDとして扱われます。
  • リクエストボディ:更新されたリソース全体を含みます。
  • 冪等性:同じPUTリクエストを何度送っても結果は変わりません。
  • リソースの取り扱い:リソースが存在すればリクエストボディの内容で完全に置き換えられ、存在しない場合は新しいリソースが作成されます。

つまり、既存のリソースを新しいデータで完全に置き換えたい場合には、PUTがRESTful APIでの最適な選択肢です。

POST HTTPメソッドとは?

POSTメソッドは、指定したURLにデータを送信し、新しいリソースを「作成」するために使用されます。POSTメソッドの主な特徴は以下の通りです。

  • URLの扱い:リクエストデータが処理される場所を示します。
  • リクエストボディ:新しいリソースを作成するためのデータを含みます。
  • 非冪等性:同じPOSTリクエストを複数回送ると、結果が異なる場合があります。
  • リソースの作成:主に新しいリソースの作成に使用されますが、空のボディでも動作することがあります。

POSTは柔軟性が高く、新しいユーザーの追加やコメントの投稿など、新しいリソースの作成に非常に便利です。

PUTとPOSTの実例

実際にPUTとPOSTがどのように機能するかを例で見てみましょう。

// PUTの例
PUT /users/1
{
  "id": 1,
  "name": "Ichiro",
  "age": 22
}

このPUTリクエストは、IDが1のユーザー情報を更新します。

// POSTの例
POST /users
{
  "name": "Saburo",
  "age": 18
}

このPOSTリクエストは、指定された情報で新しいユーザーを作成します。

PUTとPOSTの主な違い

以下がPUTとPOSTの主な違いです。

  • リクエストボディ:PUTは更新リソース全体を送信し、POSTは新しいリソース作成のためのデータを送信します。
  • URLの使用法:PUTは直接リソースを識別し、POSTはリソースが保存されるコレクションを指定します。
  • 冪等性:PUTは冪等で、POSTは非冪等です。
  • リソースの取り扱い:PUTはリソース全体を置き換え、POSTは新しいリソースを作成します。

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