【図解】Part02 サーバー仮想化って?基本と種類について【Docker入門】
サーバー仮想化って?
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はじめに
前回は、Dockerの基本について紹介しました。
前回の内容
Dockerは、ソフトウェアの部品をひとまとめにし、それをどこでも同じように動かすことができるツールです。
サーバー仮想化が使われている
そして、Dockerは、「サーバ仮想化」 という技術をもとにして動いています。
3種類
今日は、この、「サーバ仮想化」 について話していきたいと思います。そして、その中でもホスト型仮想化、ハイパーバイザー型仮想化、そしてコンテナ型仮想化という3つの主な種類を取り上げます。
難しそうな専門用語が並びますが、初心者の方でも理解できるよう、専門用語は極力省き、分かりやすい言葉と例を用いて説明します。
サーバー仮想化って何?
それでは、まず「サーバ仮想化」って何か、について説明します。
サーバー仮想化とは
サーバ仮想化とは、1つの物理的なサーバを、いくつもの仮想的なサーバに見せかける技術 のことを言います。雑に説明すると、パソコンがたくさんあるように見せかける技術のことを、サーバ仮想化と呼びます。
Dockerもサーバー仮想化の1つ
Dockerは、この、「サーバ仮想化」という技術をもとにして動いています。
サーバー仮想化を使うと良いことあるの?
サーバ仮想化を使うことで、たくさんのいいことがあります。
▼良いこと1 「No新規購入!使い捨てOK!」
良いこと1
新しいアプリケーションやサービスを追加するために、新たにハードウェアを購入する必要がなく、仮想マシンを迅速に作成・削除できます。
▼良いこと2 「テスト環境も簡単に!」
良いこと2
新しいソフトウェアやアップデートをテストするための環境を容易に作成できます。
サーバー仮想化の3種類
それでは次に、それぞれのサーバ仮想化の種類について見ていきましょう。
サーバー仮想化3つ
サーバ仮想化には、おおきく3つの種類があります。
- ホスト型仮想
- ハイパーバイザー型仮想化
- コンテナ型仮想化
この3つは、Dockerを正しく理解する上では、知っておきべき内容です。それぞれの特徴についてみていきましょう。
▼サーバー仮想化01 「ホスト型」
初めに「ホスト型仮想化」です。
01 ホスト型
これは、もともとあるPCの上で仮想化ソフトウェアを動かし、その上でさらに別のOSを動かす形です。
これは、家の上に、別の小さな家を建てるようなイメージです。
▼サーバー仮想化02 「ハイパーバイザー型」
次に、「ハイパーバイザー型仮想化」について説明します。
02 ハイパーバイザー型
これは、ハードウェアの直上に仮想化ソフトウェアをインストールして、その上で複数のOSを動かす形です。
いま家が立っている土地に、新しく別の家を建てるイメージです。
▼サーバー仮想化03 「コンテナ型」
最後に、「コンテナ型仮想化」です。
03 コンテナ型
これは、1つのOS上で複数の独立した環境を作り出します。
1つの家の中に、複数の部屋を作るような感じです。
そして、Dockerでは、このコンテナ型仮想化の技術が使われています。
コンテナ型が特に重要
それぞれの方法にメリットやデメリットがあります。
しかし、中でも特にコンテナ型仮想化は、とくに使いやすく、現代のソフトウェア開発と運用において重要なツールとなっています。
まとめ
さて、今回の内容をまとめます。
まとめ
今回は、サーバ仮想化とその3つの主な種類について紹介しました。
サーバ仮想化とは、1つの物理的なサーバをいくつもの仮想的なサーバに見せかける技術のことを言います。
特にコンテナ型仮想化は、現代のソフトウェア開発と運用において重要なツールとなっています。
今回の内容は以上です。皆さんの理解が一歩でも進めば嬉しいです。
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