ITエンジニア 新卒1年目の振り返り:先輩を盲信して失敗した話
概要
先輩を盲信していた話です。
当然ですが、先輩は新人の自分よりも仕事ができます。だからと言って、先輩の言うことをそのまま聞き入れてしまうことは良くないと気付いた話です。チームのためにも自分の成長のためにも。
失敗:先輩を過信してしまったこと。
教訓:先輩を過信せず、全てを自分事として考えること。とにかく発言すること。
本文
先輩を過信していた話
私が初案件に配属された当時、右も左も何もわからない状態でした。
対して先輩は何でも知っています。案件のことも技術のことも知っています。わからないことも的確に教えてくれるのです。
そのとき、次のように勘違いをしてしまいました。
「先輩は私の完全上位互換だ」
そのため、先輩の指示に疑問を持たずに過ごしてしまっていました。
そんな中、次の出来事が一番印象に残っています。
本番エラーを発生させてしまう
私が参画した初案件にて、いくつかのタスクを任されていました。
ところが、全てをこなすことができず、先輩にタスクを巻き取ってもらったことがありました。
結局、ほとんど先輩に任せきりになり、本番リリースがされました。
そして、本番障害が発生してしまいました...
気づき
ここで気づきました。
「先輩もミスをする」
当たり前ですが、特に新人にとってこれを意識することは大切だと思います。
先輩に巻き取ってもらったとはいえ、元は自分のタスクです。
「先輩なら大丈夫」ではなくて、自分のタスクには最後まで責任を持たなければならないと感じました。
教訓
先輩も(たとえベテランも)人間なので間違いはあります。
これ以降、意識していることは以下の2つです。
- 先輩を質問攻めする
- 気になることは迷わず言う
- チームの成果物に責任を持つ(担当外も自分ごととして考える)
まとめると、とにかく発言をすること。
些細なことにも疑問を持って、それを先輩に伝えることが大切だと思います。
質問攻めをすれば、自分の理解にもつながりますし、運が良ければ先輩にとっての気づきにもなるかもしれません。
最初の一歩は難しいですが、少しの勇気があれば案外簡単にできます。
とりあえず、わからないことを聞いてみるだけでも良いです。
(余談)ベテランはむしろ間違える
ベテラン、特に同じ案件に長くいる人は、むしろ間違えます。
というのも、その人の"当たり前"を持っていることがあるからです。
新人ならではの新しい視点で、チームに気づきを与えることもできるかもしれません。
(余談)技術の前では皆平等
これは新卒研修の講師に教えてもらいました(割と有名な言葉かもですが)
IT技術は移り変わりも早いですし、その技術の前には上司も部下もないということです。
だからこそ、積極的に発言することが、新人にとっては大切なことだと思います。
(後日談)新人に本番エラーを防げたか?
結論を言うと、流石に無理だった思います。
と言うのも、そのエラーの原因が当時の私の知識だと気づけないものだったからです。
とはいえ、自分の発言によって、何らか先輩への気づきを与えることができれば、もしかしたら防げたかも?しれません。
どちらにしても、先輩を過信せずに自分事として考えることは大切だと思います。
まとめ
結局のところ、先輩は間違えるので、新人だろうと積極的には発言しましょう、という話でした。
何よりも自分の成長のために。
そして運が良ければ、チームに貢献できるかもしれません。
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