🐙
Git初心者が最初に読むべき!失敗しないチーム開発フロー
基本のチーム開発フロー
1. リポジトリをクローン
# httpsの場合
git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
cd リポジトリ名
# sshの場合
git clone git@github.com:組織名/リポジトリ名.git
cd リポジトリ名
※ sshの場合、予めGitHub側でsshキーを登録しておく必要があります
2. 最新のmainを取得 (※またはmaster)
# mainブランチに切り替え
git checkout main
# 最新の変更を取得(pull)
git pull origin main
# ローカルにmainが存在しないときは以下を実行
git fetch origin
git checkout -b main origin/main
3. 新しいブランチを作成
git switch -c ブランチ名
※ブランチ名は目的が分かるように、feature/〜、fix/〜などにするのが一般的
※git checkout -b ブランチ名
でも作成できるが、Git 2.23以降はswitchが推奨
4. 実装したらコミット
# 変更をステージング
git add ファイル名
# コミット
git commit -m "コミットメッセージ"
※git add .
で全ての変更をステージングできるが、意図しないファイルが含まれる可能性もあるため.gitignore が整備されている前提で使う
5. リモートにプッシュ
git push -u origin ブランチ名
6. プルリクエストを作成
レビュワーを設定し、mainへのマージリクエストを作成
7. レビュー & マージ
レビューしてもらい、OKならmainにマージ
NGなら修正して、再度コミットしてプッシュ
コンフリクトがあれば手動で解消し、再度プッシュ
8. ブランチを削除 (※現場によっては削除しないところも)
手動削除
# ローカル
git branch -d ブランチ名
# リモート
git push origin --delete ブランチ名
自動削除(管理者権限)
Settings → General → 「Automatically delete head branches」をオンにする
開発のポイント
- mainで直接作業しない(ブランチを切るのが基本)
- ブランチは目的ごとに命名する(feature/〜,fix/〜など)
- 定期的にpullして他の変更を取り込む
- PRの前に必ずテスト・動作確認をする
- PRは「1つの目的・機能ごと」に出す
- コミットは小さく、意味のある単位で行う
-
git pull --rebase
を使って履歴を整理する
基本コマンド
操作 | コマンド |
---|---|
ステージング | git add ファイル名 |
コミット | git commit -m "メッセージ" |
プル | git pull origin ブランチ名 |
プッシュ | git push origin ブランチ名 |
ブランチ一覧 | git branch |
切り替え | git switch ブランチ名 |
差分確認 | git diff |
ログ確認 | git log |
ブランチの用途
ブランチ名 | 用途 |
---|---|
main(またはmaster) | 本番リリース用の安定したコード |
develop | 開発用の統合ブランチ |
feature/〜 | 機能開発用の個別ブランチ |
bugfix/〜 | バグ修正用のブランチ |
hotfix/〜 | 緊急修正(本番対応) |
release/〜 | リリース準備用のブランチ |
※ 小規模チームや個人開発では、mainとfeature/〜だけでも十分な場合があります
Discussion