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Windows Autopilotでデバイス登録作業を楽にしてみたよ!【②デバイスID登録,グループ作成編】

2022/08/10に公開

はじめに

Windows Autopilotとは?

Windows Autopilot(以降、Autopilotと呼称)のデバイス登録方法を行うことにより、Windows 10デバイスのWindowsセットアップ時に、ユーザーがメールアドレスを入力し、Azure ADユーザーでサインインすることで、ユーザーのデバイスに自動でプロファイルを配布したり、必要なアプリのが展開などできてしまう機能です。

本記事ではAutopilotデバイスID登録における、以下の手順について記載します


  • 【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
  • 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)

その後の手順について、次回の記事において記載します。


手順(既に会社にあるPCにAutopilotを利用する場合)

\textcolor{DeepPink}{この手順で実施してます!}

  1. 【IT管理者】デバイスIDを確認。
    • powerShellスクリプトを実行し、デバイスIDを取得 (利用者PC)
    • またはハードウェアベンダーからデバイスIDを取得 (ハードウェアベンダー)
  2. 【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center) \textcolor{OrangeRed}{←本記事で解説}
  3. 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center) \textcolor{OrangeRed}{←本記事で解説}
  4. 【IT管理者】"Windows Autopilot Deployment Profile"の作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
    • ユーザードリブン, AzureADのユーザー名&PW登録必要
    • ユーザードリブン + ハイブリッドAzureAD参加, "Intune コネクタ" 使用
    • 自己展開, "TPM2.0"に登録された情報を基にデバイス認証
  5. 【IT管理者】デプロイ プロファイルをデバイスに割り当て (Microsoft Endpoint Manager admin center)
  6. 【IT管理者】デバイスの構成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
  7. 【IT管理者】アプリの配信設定 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
  8. 【利用者】デバイスの起動 (利用者PC)

【参考】

https://jp.linkedin.com/learning/microsoft-intune-manage-windows-10-2/2950022?autoplay=true&trk=learning-course_tocItem&upsellOrderOrigin=default_guest_learning

【Autopilot手順】

1.【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center)

Microsoft Endpoint Manager admin center(Microsoftエンドポイントマネージャー管理センタ)にサインインし、
[デバイス] > [デバイスの登録] > [Windows登録] > Window Autopilot Deploymentプログラムの[デバイス] の順にクリックします。

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[インポート] をクリックします。

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右ペインの[オートパイロットデバイスの追加]画面の
「インポートするリストへのパスを指定します」において
取得したデバイスIDのCSVを選択します。
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取得したデバイスIDのCSVを選択した後、[インポート]をクリックします。

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インポートには最大15分程かかるので、気長に待ちましょう。
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[最新の情報に更新]をクリックし、ハードウェアIDが登録されたことを確認した後で[同期]をクリックしましょう。
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同期が完了したら、[最新の情報に更新]をクリックして[前回成功した同期]の日時が最新の日時に更新されていることを確認します。

2. 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成

Autopilot用のプロファイルを作成する前に、プロファイルを適用するデバイスグループを作成しておきます。

[グループ] > [すべてのグループ] > [新しいグループ] の順にクリックします。
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[新しいグループ]画面で以下の通り設定し、[動的食クエリの追加]をクリックします。

グループの種類:セキュリティ
グループ名:任意のグループ名
グループにAzure AD ロールを割当てることができる:いいえ
メンバーシップの種類:動的デバイス

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[動的メンバシップ ルール]画面で[規則の構文]の[編集]をクリックします。
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[規則の構文]の編集画面において、Autopilotに追加されたデバイスが自動的にグループメンバーに追加されるようにするには以下の構文を入力します。

(device.devicePhysicalIDs -any (_ -contains "[ZTDID]")

構文を入力した後、[OK]をクリックします。
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[規則の構文]に構文が入力されていることを確認した後、[保存]をクリックします。
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[新しいグループの画面]において、[作成]をクリックします。
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グループが正常に作成された旨の通知が表示されます。
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[更新]をクリックすると、先程作成した「Autopilot」のグループが一覧に追加されているのが確認できます。
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おわりに

本記事では、Autopilotによるデバイス登録の手順の、デバイスID登録、ならびにデバイスグループ作成の手順について記載しました。
次回は「"Windows Autopilot Deployment Profile"の作成 」の記事を書きます。

今回の記事が参考になりましたら、幸いです。

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