Windows Autopilotでデバイス登録作業を楽にしてみたよ!【②デバイスID登録,グループ作成編】
はじめに
Windows Autopilotとは?
Windows Autopilot(以降、Autopilotと呼称)のデバイス登録方法を行うことにより、Windows 10デバイスのWindowsセットアップ時に、ユーザーがメールアドレスを入力し、Azure ADユーザーでサインインすることで、ユーザーのデバイスに自動でプロファイルを配布したり、必要なアプリのが展開などできてしまう機能です。
本記事ではAutopilotデバイスID登録における、以下の手順について記載します
- 【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
- 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
その後の手順について、次回の記事において記載します。
手順(既に会社にあるPCにAutopilotを利用する場合)
- 【IT管理者】デバイスIDを確認。
- powerShellスクリプトを実行し、デバイスIDを取得 (利用者PC)
- またはハードウェアベンダーからデバイスIDを取得 (ハードウェアベンダー)
- 【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
\textcolor{OrangeRed}{←本記事で解説} - 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
\textcolor{OrangeRed}{←本記事で解説} - 【IT管理者】"Windows Autopilot Deployment Profile"の作成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
- ユーザードリブン, AzureADのユーザー名&PW登録必要
- ユーザードリブン + ハイブリッドAzureAD参加, "Intune コネクタ" 使用
- 自己展開, "TPM2.0"に登録された情報を基にデバイス認証
- 【IT管理者】デプロイ プロファイルをデバイスに割り当て (Microsoft Endpoint Manager admin center)
- 【IT管理者】デバイスの構成 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
- 【IT管理者】アプリの配信設定 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
- 【利用者】デバイスの起動 (利用者PC)
【参考】
【Autopilot手順】
1.【IT管理者】デバイスIDの登録 (Microsoft Endpoint Manager admin center)
Microsoft Endpoint Manager admin center(Microsoftエンドポイントマネージャー管理センタ)にサインインし、
[デバイス] > [デバイスの登録] > [Windows登録] > Window Autopilot Deploymentプログラムの[デバイス] の順にクリックします。
[インポート] をクリックします。
右ペインの[オートパイロットデバイスの追加]画面の
「インポートするリストへのパスを指定します」において
取得したデバイスIDのCSVを選択します。
取得したデバイスIDのCSVを選択した後、[インポート]をクリックします。
インポートには最大15分程かかるので、気長に待ちましょう。
[最新の情報に更新]をクリックし、ハードウェアIDが登録されたことを確認した後で[同期]をクリックしましょう。
同期が完了したら、[最新の情報に更新]をクリックして[前回成功した同期]の日時が最新の日時に更新されていることを確認します。
2. 【IT管理者】Autopilot用のデバイスグループ作成
Autopilot用のプロファイルを作成する前に、プロファイルを適用するデバイスグループを作成しておきます。
[グループ] > [すべてのグループ] > [新しいグループ] の順にクリックします。
[新しいグループ]画面で以下の通り設定し、[動的食クエリの追加]をクリックします。
グループの種類:セキュリティ
グループ名:任意のグループ名
グループにAzure AD ロールを割当てることができる:いいえ
メンバーシップの種類:動的デバイス
[動的メンバシップ ルール]画面で[規則の構文]の[編集]をクリックします。
[規則の構文]の編集画面において、Autopilotに追加されたデバイスが自動的にグループメンバーに追加されるようにするには以下の構文を入力します。
(device.devicePhysicalIDs -any (_ -contains "[ZTDID]")
構文を入力した後、[OK]をクリックします。
[規則の構文]に構文が入力されていることを確認した後、[保存]をクリックします。
[新しいグループの画面]において、[作成]をクリックします。
グループが正常に作成された旨の通知が表示されます。
[更新]をクリックすると、先程作成した「Autopilot」のグループが一覧に追加されているのが確認できます。
おわりに
本記事では、Autopilotによるデバイス登録の手順の、デバイスID登録、ならびにデバイスグループ作成の手順について記載しました。
次回は「"Windows Autopilot Deployment Profile"の作成 」の記事を書きます。
今回の記事が参考になりましたら、幸いです。
External Links (参考URL)
- Autopilotを使ったWindowsPCの構築, ADWAYS
- Windows Autopilot の概要, Microsoft
- チュートリアル: Autopilot を使用して Intune に Windows デバイスを登録する, Microsoft
- 「Windows Autopilot」で、PCもスマホのように手軽に“機種変”しよう, ImpressWatdch
- Windows 10の基本設定を「Autopilot」で展開しよう, ITspecial
- なぜWindows Autopilotは普及しないのか?やはりMECMがおすすめ, アーザスBlog
- [Windows Autopilot]普及がいよいよ本格的に!知見をもとに構築手順を大公開![Intune], アーザスBlog
- リモートワークPCの管理に最適!Windows Autopilotでできることとは?, アーザスBlog
- 【連載】はじめてのIntuneセットアップ 初心者ガイド ~第5回 デバイスの登録(Windows10 後編)~, ISF NET
- 【ゼロタッチ】Windows Autopilot 初期設定デモ その1, ダイワボウ情報システム株式会社
- Autopilot 自己展開モードを検証してみた, システム運用日記
- くらめその情シス:WindowsPCをIntuneに登録する(AutoPilotの設定), DeveloperIO produced by Classmethod
- くらめその情シス:Intuneを使ってできること、できないことをざっくりまとめてみた, DeveloperIO produced by Classmethod
- AutoPilotによるデバイスの登録, Linkdin Learning
- Windows 10の展開は本当に楽になるのか――Windows AutoPilotの機能をもう少し詳しく, @IT
- Windows 10の基本設定を「Autopilot」で展開しよう, @IT
- PowerShell接続時「NuGet プロバイダーが必要」エラーが発生する(TLS1.2必須の影響), CloudSteady
- Windows Autopilotによるデバイス名の事前付与について ~ 前編 ~, SB Technology
- ゼロからはじめるWindows PowerShell - コマンドレット編, マイナビニューズ
- Windows 10 の初期化はどう行う?初期化のやり方や注意点について, HP
- 対処法:Windows10でPCを初期状態に戻す時に問題が発生しました, AOMEI
- Microsoft 365 Windows Autopilot とは?, YOKOGAWA
- Windows の AutoPilot キッティングをゼロから構成する, hara_power
- Windows 10をAutopilotで展開する, LIGLOG
- Autopilot プロファイルを作成し編集する, Microsoft
- Autopilot デプロイ プロファイルを編集する, Microsoft
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