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転職して半年だが、会社の開発部合宿について好き勝手に語らせてもらう

2024/11/08に公開

はじめに​​

入社して半年が経ちました。オンボーディング時の話はこちら
転職活動中に、面接で合宿の話をしてもらったことを思い出します。
マネージャーが合宿で撮った集合写真を見せながら、「エンジニア同士でわいわいやってます!」みたいな感じでざっくりと。

なにをわいわいするんだろうと当時は思いましたが、そういう文化があることだけ伝わりました。
そんな自分が実際に合宿に参加してみた感想を書きます。

NEの文化、会社でやる合宿に興味がある人は読んでみてください。

合宿をやる文化、そのやり方も文化

この合宿より以前、一度だけ経験した会社の合宿というものを思い出してみます。
(NE開発部合宿の話だけ読みたい人は次へ)

新卒入社した会社では2泊3日の寺合宿がありました。合宿は作務と研修を織り交ぜながら行われました。朝と夜は座禅を組み精進料理をいただきます。もちろん魚や肉は食べませんが、味噌かすは視認できなくなるまで綺麗に食べあげます。

研修中は余計な私語をすると僧侶に怒鳴られます。私はいつのまにか僧侶に怒られないように振る舞っていました。違和感があっても従いました。自分は特殊な環境におかれると発言力の強い人の言うことを聞くようになるんだと悟りました。弱いですね。
僧侶に反論する奴がいて、当時は何をやってんだと思っていましたが、今はそういう人がカッコ良くも思えます。

この合宿の目的や意義がなにかはさておき、会社はこの経験を通して学びや気づきを得てほしいのです。そもそも合宿をするということ、その方法として寺を選ぶことがこの会社の文化なのです。

昔話は終わりとして、NE株式会社の合宿文化について語ります。

読まなくてもいいおまけ

この寺合宿ではある実験が行われました。グループをAとBに分けます。Aが先に実施し、入れ替わりでBの合宿を行います。2つのグループの違いは、7つの習慣を「読む前のA」「読んだ後のB」です。
7つの習慣にはアンガーマネジメントやパラダイム・シフトの話などが書かれています。「読む前のA」の方が過酷だったというのが大方の見解でした。私は可哀想なAグループでした。
でも安心してください。このお寺から帰るときには、鬼のように振る舞っていた僧侶は必ず笑顔で送り出してくれます。そうです。この研修には和解エンドしかないのです。良いサービスですね。

NEの開発部合宿文化

開発をしない開発部合宿

じゃあ、なにをするの?
自分を知り、相手を知り、それらを言葉にします。
最後に開発部の「いままでとこれから」を考えます。

言葉にするとつまんない感じがしますね。
あんまり参加したくないです。
堅苦しそう。

だから「わいわい」するんだと解釈しました。

箱根にきて特別感を感じ、今日の夕飯での乾杯を想像しながら、わくわくした気持ちでおしゃべりするんです。夜はもちろん魚も肉も食べられます。

新入りにとってありがたいし、楽しかった

自分たちで合宿をしたくて、マネージャーと運営でコンテンツを考え、コミュニケーションをとる為に箱根に行って一泊してきました。
転職して入社した自分にとっては、とてもありがたい。
過ごした時間という単純な足し算でちょっと仲間になれた気がしました。
わかりますよね。小学校の遠足とかって、ばかにならない。
これができる会社です。楽しかった。

楽しかった以外の単語を使った感想を求められることもあるので、もうちょっと真面目に記しておきます。

コンテンツ

語れる自分になれ、キーワードを探し出す価値観カード

真面目に自分や何かを語れといわれてもなんか照れくさい。
そもそもどんな言葉で何を話そうかという感じだと思います。
そんなときは価値観カードがおすすめです。

価値観が書かれたカードをめくりながら手持ちの5枚と入れ替えていくゲームです。
最終的な5枚で今の自分がわかります。手札にある言葉を駆使することで、合宿でのおしゃべりが少し上手になれます。

紙面の中心で「愛」を叫ぶ人
紙面の中心で「愛」を叫ぶ人

発見しかないモチベーショングラフ

この合宿では仲間を知るコンテンツとして、モチベーショングラフを見ながら話をする時間が設けられました。これ、結構すごい発見があります。

「君とは5年も一緒に仕事してるけど、そんな話は知らなかった」みたいな情報を入社して半年のやつも知ることができます。同僚にどう生きてきたかなんて聞かれないし、話さないですからね。面接じゃあるまいし。

そういえば、NEに入る前の面接で感じたことがあります。
エンジニアとして技術を持っているかの単純な品定めをされたわけではなく、人としての興味を持って話を聞いてくれたように思います。

私が入ったチームも同じでした。30年間生きてきた一人の人間として尊敬できる部分を見つけてくれたような気がしました。お互いを一個人として「尊敬」しなければチームビルディングもプロダクトも成り立たないことをチームが意識しているからだと思います。

モチベーショングラフを見せ合ったのは一度も仕事をしたことのないメンバーだけでしたが、いつかは一緒に仕事をしてみたいと思えるものでした。


私のモチベーショングラフ(簡略版) モチベーションが上下するときについて深堀りする

ネクストエンジンと俺たちのSUGEEE!!を再認識するLT

開発部とネクストエンジンを知るフェーズでは3つのLTがありました。
「ネクストエンジンがすごいサービスだと数字でわかるもの」、「フリップ芸のように笑いを誘いながら、顧客満足度についてめちゃくちゃ解像度があがるもの」、「聞いた後に全員の自己肯定感をあげる、げんきのかたまりみたいなスライド」。全部よかった。

ここでは語り切れないので記事にしてもらいたいくらい。
これを読んでるあなたが、ネクストエンジンで働こうか迷っているなら、これらのスライドが見たいとお問い合わせください。

このあと予定していた時間が足りなくなるくらい、これからの開発部とネクストエンジンについて語りました。

語り尽くせないので、コンテンツの話は終わりにし感想を中心に締めに向かうとします。


ネクストエンジンというプロダクトをふりかえる


みんなでみよう NPS


俺たちが作っている プロダクトはすごいんだぞって 開発者にこそ誇ってほしい

感想

合宿も泊まることも必須ではない

これは本当に勝手な意見ですが、合宿も泊まることも必須ではないと思います。
自分を知るとか相手を知るとか、開発部の未来を語るとか、別にほかの方法でいくらでもできますから。

それでも、これらの為に合宿しようぜってなる文化が素敵だと思う。
それができる組織だから面白いと思う。

なんでもかんでも合理的に、結果ばかりを求められる環境で、行動したい原動力が生まれる人はどのくらいいるでしょうか。そんな組織が好きで、そのために身を捧げられる人がどれくらいいるのでしょうか。

結果として開発部が良くなることが最大の成果ではありますが、その方法や過程を楽しめるように工夫したことに賛同が得られ、その機会を与えてくれる組織のことは少し好きになれそうです。


箱根行きの車内と合宿のしおり

まあ、なんか起こるかもよ

https://zenn.dev/neinc_tech/articles/dev-gassyuku-2023

この記事、去年の開発部合宿の写真を見てくださいよ。
園服を着た二人が楽しそうなんです。まわりとはちょっと温度感を感じますが。
それでも、こんなにたくさんの人が合宿に参加しているんです。それが面白くてこの組織に興味が湧きました。ちょっと一緒に働いてみたいと思いました。

入社前にちらっと読んだ記事ですが、正直この写真のことしか覚えていません。
その後、配属されたときにこの二人がチームにいることを知り、ちょっとわくわくしました。入園だって勝手に思ってました。

この記事を書きながら、モチベーショングラフで興味深い話をしていた人のことを思い出しています。
彼が学生のころ逆境のなかで自分の思いを成し遂げた話を思い出しています。
来季は彼がチームにジョインしてくれることになり、とてもわくわくしています。

マネージャーと温泉で会話することも、哲学対話をしている隣でゴリラ人狼をすることも、ぶらぶら散歩しながら帰路につくことも、どれかは未だ見ぬわくわくにつながっています。
そんな漠然としたなんか起こるかもで会社は合宿やらせてくれないでしょうけどね。
でも、それだけで十分じゃないですか。自分はそう思います。

以上、NE開発部合宿について好き勝手に語らせてもらいました。

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