自分の価値観と違う価値観の人と仕事することってあるよね。
はじめに
こんにちは!
NE開発ブログのアドカレの15日目の記事です。
本日は、自分が大切にしている価値観と異なる価値観を持っている人たちと仕事して感じたこと、こうすればうまくやっていけそうと思ったことなどを書いてみたいと思います。
エンジニアと一言で言っても
エンジニアと一言で言っても、その人がどうしてエンジニアの道を選んだのか、これまでにどういう仕事をしてきたのか、どんなことを重視して仕事を進めているのか、など背景や考え方、価値観は人それぞれ異なりますよね。
たとえば、私は、手先がそれ程まで器用じゃないけど、プログラムを書くことで何か動くものが作れることにまるで「魔法」を手に入れたみたいな喜びを感じ、その「魔法」を使うことでより多くの人を幸せにすることができるかもしれないと気づいたというところがエンジニアを目指すきっかけだったりします。
また、私自身些細なことで落ち込んだりしやすいのもあり、自分が過去につらいな、って思った言動は避けようと心がけているので、伝えたい内容は決まっているのに1つのチャットを打つのに時間がかかってしまったりします。
という、自分語りはこのくらいにしておきますが、
今までは自分が大切にしている価値観と似たような価値観を持った人と仕事する機会が多く、あまり自分がどんな価値観を大切にして仕事をしているのかをそこまで意識することはありませんでした。
ですが、違った価値観に出会って初めて自分にもこだわりがあるんだな、譲りたくないものがあるんだな、と気付きました。
自分と違う価値観との出会い
とあるPJに助っ人で入ったのですが、そのPJは私が今まで関わってきた人たちとはまた違ったタイプの人たちで主に構成されていました。
そのPJに入ったばかりの私は、詳細は書きませんが「そこまでやるの?やりすぎじゃない?」とか、この人たち、事実だけをどストレートに伝えてくるなぁ、怖いなぁと感じてしまっていました。
今思えばこの頃のつらさとかもやもやは、チームメンバーの大切にしている価値観を理解していなかったこと、自分の中の価値観と異なるからと言って、相手側を変えようと思ってしまったことから来ているのかな、と思います。
とりあえず受け入れてみる
しばらくはどうしたらこの状況を脱却できるのかを悩んでましたが、先輩方との1on1などを通してどう振る舞っていけばいいかを考えました。
結局、価値観が違う人たちの言ってることをとりあえずやってみる、という悩んだ割には単純なことをやりました。
もともと「郷に行っては郷に従え。私の好きな言葉です。」という人間なので、それ自体はできるはずなのです。
もちろんそれを意識するようになっても、しばらくは、不満げな表情が顔に出てたらしく、先輩がその場を丸く収めるために話題をチェンジしてくれることも多々ありました。(ほんと、ごめんなさい。。。)
でも、受け入れてみるといつしかそれが当たり前になってたり、その人が考えていることやこういうメリットがあってやってるんだよ、が分かってくるものです。
違う価値観だと思ってたこと自体が、間違ってたことに気付けたりもします。結局同じ職場で働いているメンバーであり、PJのゴールも共有しているわけで、大きく異なるわけがないんです。
思考の過程とそれに至る行動は違えど、目的地は同じだったということが分かって今では以前よりはもやもやすることが減りました。
自分にないものをどんどん取り入れていくことで、エンジニアとしての自分の成長にもつながるのだと思います。
もちろん、それでも受け入れられない部分もあるので、一旦受け入れた上で、この選択肢もあるよね、一旦はここまでにするのはどう?といった提案をするのもいいのかな、とも思っています。実際、提案することでより良い方向に進むこともありました。
そもそも、組織としては健全な衝突の中からより良いものが生まれることだってあるわけです。(1on1で「健全な衝突」もあると気づいてちょっと調べたのでいくつか記事を貼っておきます)。
つまり、「タコツボ化」「サイロ化」して自己完結することは組織にとって良いことではなく、お互いの正義をぶつけ合うことができないといけません。これができないと、上図(タックマンモデル)のBのような、成長しないチームになってしまいます。
だから衝突は、より大きな価値を提供するためにも、チームに望ましい規範を作るためにも必要です。そして、混乱期で「健全な衝突」を迎えるために必要なのが、「形成期」における相互理解だと思っています。
https://note.com/miyamotohisashi/n/n60de6cffe920
今回はエンジニア同士でしたが、当然、別な部署の人との仕事においても衝突は起きるでしょう。なんなら、エンジニア同士よりも大きな価値観の相違が発生しうるわけですが、それぞれの大切にしていることを理解できるところだけでも受け入れる姿勢をもって、自分たちがどう歩み寄れるのかを考えることが大切なのかな、って思います。
まとめ
エンジニアと一言で言っても、人それぞれ、様々なバックグラウンド、価値観を持っています。
時には価値観が違う者同士、ぶつかり合うこともあるでしょう。
そんなとき、簡単ではないかもしれませんが、「一旦受け入れてみる」ことで自分の視野も広がり、違うなって感じてた価値観の中にも自分と同じだと思えるものがあるのに気付けたり、自分にないものに気づけて成長につながることもあると思います。
健全な衝突は、より良い組織、チームになるために必要だと思うので、どうしても受け入れられないものがあれば、受け入れた上で提案をしてみるといいと思います。
同じことで悩んでいる方に少しでも共感してもらえたり、背中を押すことができたら嬉しいです。
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