ユーザーの声を直接聞きたい!プロダクトリサーチ・ルールズの輪読会やりました!
はじめに
こんにちはー!
NE開発ブログの23日目は、はやしまきがお送りします!
みなさん、自分の会社で新しい文化作りたいなぁと思ったことはありますでしょうか?
新しい文化づくり、ハードル高そうですよね💭
この記事では、文化づくりの一歩目として輪読会を行った話を書いていきます!
ユーザーの声知りたい!
唐突ですが、開発している中で
「このプロダクト・機能をリリースして、ユーザーは満足に使ってくれるんかな?」
と思ったことはないですか?
また、開発したもので
「社内からの要望があって開発したけど、本当に満足に使ってくれてるんかな?そもそも使ってくれてるんかな?」
上記のような不安が私含め、開発部の中からぽつぽつ聞こえていました。
そこで部内で出てきたやりたいことはユーザーインタビューです!
「ユーザーの声が聞きたい!直接意見を聞きたい!」という思いがあるのはもちろん、
サポート、カスタマーサクセスとはまた別の観点で顧客視点や要望をキャッチアップするべく、ユーザーの声を聞く文化づくりを始めることにしました。
でかすぎて抽象的な文化、何から始める……?
目標は決めたけど、ユーザーインタビューやったことなくてわからない。。しかも、ユーザーの声を聞く行動にみんなで一歩近づくにはどうすればいいんやろ。。。
まず第一歩として行うことにしたのは、リサーチやインタビューに関する本をみんなで読むことでした!
複数人の知識の底上げするのに一番確実だと思ったためです。
プロダクトリサーチ・ルールズをみんなで読む
読んだ本
プロダクトリサーチに関するルールが章単位で9つ書かれている本です。
この本を選んだ理由は、インタビュー手法はもちろん、そもそものマインドから知る必要があるのでは……!?と思ったためです!
エゴなどのマインドセットの話から、バイアス、リサーチ手法、習慣にするところまで幅広く書かれています。
輪読会の進め方
この輪読会はエンジニアだけでなく、サポートチームやカスタマーサクセスチームの方々も一緒に行いました!
それぞれメインの業務があるため、時間的にも精神的にも負担にならないように、輪読会中に本読みタイムを設けました。
- 前半(40分):1章分をもくもく読む
- 後半(20分):議論、感想を話す時間
の1時間を週に1回、
40分で読み切れなそうな章は分割して行いました。
本の感想や追加で行った勉強会について
第一回の感想ボード
miroのボードを「感想」「活かせそうポイント」「今後読みたい(気になる)ポイント」に分けて、前半は読みながら記入してもらい、後半の時間では記入されたものを発表しながら議論しました。
第1、2章あたりはマインドセットに重きを置いた内容のため、私含めて刺さる人にはめちゃくちゃ刺さり、自分のバイアスを認識・分析することの必要性を学んだというような感想が出ていました。
また、サポートチームの方からは普段運用方法を提案している分、「提案しなきゃ!」という気持ちが根付いていて、バイアスを持たずにただ傾聴することが難しそうという感想もありました。
バイアスに関する議論が活発に行われたため、バイアスについて議論する会も開催しました。
第3章以降はリサーチ手法に重きを置いた内容で、紹介されていたQFTを体験する会も開催しました。
QFT体験会のボード
やってみて思ったこと
まず第一歩が踏み出せてよかったという気持ちです!何からやればいいのか状態から、参加者全員でマインドと手法を知るという足並み揃えができたと思います。
今回特に良かったことは、エンジニア以外の方も一緒に本を読んで感想を共有したことです!異なる部署の人と読むことで、部署内で行っているときと違った視点での感想や議論が飛び交っていました。
また、「ユーザーの思いを知りたい」という目的を元にお互いの部署がより歩み寄れた機会だったのではと思っています。悲しくも、「こんなにもお問い合わせ頂いてるのにエンジニアは何もわかってくれない!」みたいなことって、どんなにうまく連携できていても、正直出てくると思います(気持ちって難しいですよね。。)
部署関係なく、目指すものは同じということが、再認識できた機会だったらいいなーと思っています…!
おわりに
ここまで、第一歩を踏み出したよ〜的なテンションで書いてきたのですが、実はユーザーインタビューを行った上で機能リリースを行うところまで一通り行いました!
この記事では輪読会の部分だけなのですが、きっとどこかで誰かがユーザーインタビュー体験記を書いてくれるはずです(任せた…!)
これから、この文化をどんどん定着していけるように活動していきたいと思います💨
NE株式会社のエンジニアを中心に更新していくPublicationです。 NEでは、「コマースに熱狂を。」をパーパスに掲げ、ECやその周辺領域の事業に取り組んでいます。 Homepage: ne-inc.jp/
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