大吉祥寺.pmにて、初プロポーザル&カンファレンス初登壇しました!
はじめに
早いもので未経験からエンジニアにジョブチェンして約2年が経ち、先日カンファレンス初登壇の機会をいただきました。今回はその時のことについて、なぜ登壇したいと思ったのか、まわりから受けたサポートなどについてお話ししたいと思います。
大吉祥寺.pmとは
吉祥寺.pmとは?
「吉祥寺.pm」は、当初Perlのイベントとして始まりましたが、次第に参加者の多様性が広がり、プログラミング言語や、データベース、設計方法論、キャリア、勉強会開催方法など、Perlに限らず、「それぞれが発表したいことを自由に発表できる場」に変わっていきました。発表枠は毎回必ず全て埋まり、常に新しい人が参加し続け、毎回全く違う発表が行われる、数あるテック系勉強会の中でもユニークなイベントになっていると言えます。
大吉祥寺.pmとは?
通常は、平日の夜に開催される吉祥寺.pmの拡大版として、大吉祥寺.pmは土曜日の終日開催となります。
今回は10周年記念の拡大版として、終日かけて300人規模で行われました。
登壇内容
20分のレギュラートークにて、開発部に不満を持っていたCSがエンジニアにジョブチェンしてわかった「勝手に諦めない」ことの大切さ というタイトルでお話ししました。
プロポーザル提出
なぜプロポーザルを出そうと思ったのか
NEは組織として「カンファレンスや外部勉強会への参加イイネ!!」という風土があるので、周りに背中を押してもらいながら様々なカンファレンスに出向くようになり、自然と「いいな、私も登壇してみたいな」と思うようになりました。
また、NEは月次で全エンジニアが集まる「Engineer's Meetup」という知見共有会があるため、社内では登壇する機会が多くありました。その中で、自分の経験や知識が誰かの助けになる嬉しさや、FBをもらえる嬉しさも知り、その経験も登壇への興味に繋がったと思います。
ちょうどエンジニアにジョブチェンして2年という節目で、もし採択いただければ「元CSエンジニア」として良いセーブポイントになるなという個人的な思いもあり、初プロポーザル提出を決意しました。
どんな準備をしたか
「よしプロポーザル出すぞ!!」と決めたは良いものの、初めてすぎて何からどう準備すればいいか分からず頓挫。しかし有難いことに、周囲に登壇慣れしている方(以下、登壇慣れ人(とうだんなれんちゅ))が何人かいました。そこでまずは自分が話したいこと、かつ外部エンジニアでも興味を持ってくれそうなトピックを、ひたすら箇条書きで書き出すことから始めました。その後それを周りの登壇慣れ人たちに見てもらい、アドバイスをもらいながら最終的に一つに絞る、という流れで決めました。
プロポーザル候補を社内ドキュメントで公開したら、そこでも先輩たちが背中を押してくれた
1つに絞れたら、あとは過去に自分が目にしてきた中で惹かれた採択プロポーザルを参考にさせていただきながら、箇条書きをもとに肉付けして本文を仕上げ、無事プロポーザルが完成しました!
提出ボタンを押すのに緊張しすぎて、登壇慣れ人の先輩とGoogleMeetを繋いでもらって、応援してもらいながら提出ボタンを押しました。エンジニアになって初めてto master mergeボタンを押した時と同じくらい緊張しました。
登壇準備
とりあえず一人でスライドを作ってみたはいいものの、外部向けの登壇はもちろん、20分というセミロング枠での発表も初めてだったので、ここでも登壇慣れ人である諸先輩方を頼らせていただきました。
具体的には、事前にスライドを見せてアドバイスをもらったり、発表を通して聞いてもらってFBをいただいたり。登壇に対するマインドセットもこの時間でだいぶ出来上がりました。圧倒的感謝。
壁打ちさせてもらう中で個人的にすごく有り難かったのが、今回の登壇に対する自分の思い・目的を言語化できた瞬間があったことです。最終的にこの3つを今回の発表の「GOAL / NOT GOAL」として、スライドの序盤にも取り入れました。
- 自身の経験をもとに、「元CSエンジニア」である自分にしかできない発表をすること
- 発表を聞いてくれた人が、明日から実践できる何かを持って帰れる発表にすること
- エンジニアと非エンジニアの対立を煽るような発表には絶対したくないこと
発表の「GOAL / NOT GOAL」をスライドに盛り込むのは登壇慣れ人の先輩からのアドバイスだったのですが、結果的にこれがすごく良かったです。登壇の目的を視聴者に共有してから本題に入ることで、聞く側もどういう心持ちで聞けばいいのか、期待値の調整ができたと感じています。
このようにスライドのブラッシュアップを重ね、また最終的に社内外含めて3名の登壇慣れ人から事前FBをいただいて、事前準備を入念に進めていきました。
また吉祥寺.pm運営の方からも「さくらいさん初めてのカンファレンス登壇とのことなので、何か困ったことなどあればいつでもご相談ください!」という旨のメールを事前にいただき、運営のサポートの手厚さに感動しました。
悩んだ時に、なんなら悩む前から、スライド見るよ!壁打ち相手になるよ!と声をかけてくださる方々が周りにいてくれる環境が本当に有り難かったです。この場をお借りして、事前FB会をしてくださった方、声をかけてくださった全ての方へ、改めてありがとうございました!!
スライド作成中に自信を失くすも、事前FB会のおかげで立ち直った人の図
いざ登壇!
いざ登壇当日。人前で話す機会が多い人生をなので、元来こういった場面でもあまり緊張をしない性分なのですが、カンファレンス初登壇となるとさすがに少しドキドキしました。
しかしいざ壇上に立ってみると、思っていたより客席と距離が近かったおかげか、全く孤独を感じませんでした。聞きに来てくださった皆さんの顔もしっかり見えたし、笑い声や相槌まではっきり聞こえて、登壇を楽しみさえしていたと思います。あっという間の20分間でした。
おかげさまで大きな失敗をすることなく無事登壇を終えられ、会場でもオンラインでも、当日も後日も、本当に多くの方々に嬉しいFBをいただきました。
Ask The Speakerに来てくれるの嬉しい!登壇中に感想ツイートしてくれるの嬉しい!初めましてなのに、廊下やすれ違いざまにFBくれるの嬉しい!ブログでセッション視聴レポ書いてくれるの嬉しい!当日参加してなくてもスライド読んで感想ツイートしてくれるの嬉しい!感想DMくれるの嬉しい!!
もちろん中には厳しいご意見もありましたが、それも含めてひとつひとつのご感想・FBが、もう本当に涙出るほど嬉しかったです。心から、勇気出して登壇してよかった〜!初めての登壇が吉祥寺.pmで良かった〜!!という気持ちでいっぱいです。
登壇してみて
今回の登壇は私にとって勇気ある大きな一歩でしたが、自分が駆け出しの頃からセッションを拝見していた方々と同じ舞台に立てて感激しました。嬉しかったです。
また、初めてのことにチャレンジする時は周りの経験者に頼らせてもらうこと、準備段階からFBをもらうことの大切さを学び、それができる環境に改めて感謝です。今回私が多くの方々に背中を押してもらったように、今度は私が誰かにとっての登壇慣れ人となって、背中押せるようになりたいものですね。
そして次の新たな夢として、今回はidea的テーマで登壇させていただいたので、次は技術的なテーマで登壇したいです。これまた自分にとってはだいぶハードルの高い目標ですが、今回で登壇の楽しさに気付くことができたので、また次の大きな一歩として頑張ろうと思います。
ありがとうございました!
NE株式会社のエンジニアを中心に更新していくPublicationです。 NEでは、「コマースに熱狂を。」をパーパスに掲げ、ECやその周辺領域の事業に取り組んでいます。 Homepage: ne-inc.jp/
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