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Arduino IDE に Pro Micro を認識させたい

2024/04/27に公開

概要


自作マクロパッドに挑戦したら、Pro Micro ボードが余りました。せっかくなんでキーボード以外にも使ってみたいな!と思ったら、、、躓きました。Arduino IDE が Pro Microを認識してくれません(>-<)。その解決方法です。

前提

https://shop.yushakobo.jp/products/pro-micro

  • 遊舎工房さんで購入したpro microを使います。(青基盤/USB Micro B/ATmega32U4/5V/16MHz)

  • 一度キーボードに使ったものを再利用しています。

  • Pro Micro をPCに接続しリセットさせると、数秒間だけ認識されるのに、そのあと"not connected"になっちゃう...

  • ☞ 初期化がちゃんとできていないのでは?ということで調べ始めました。

情報収集

以下、参考にさせていただきました。
https://www.shigezone.com/product/arduino-pro-micro/
https://www.handsonplus.com/electronic-works/how-to-reset-sparkfun-pro-micro/
https://tomosoft.jp/design/?p=6494
分かったのは、

  • SparkFun製のArduino互換ボード「Pro Micro」のさらに互換品で、32u4のワンチップでCPUとUSB接続を兼ねるという、Arduino Leonardoと同様のボードです。

  • Pro Microはちょっと特殊な動作として「リセットスイッチを2回連続で押すとシリアルポートが8秒間みえる」というものがあります。

  • 「Arduino IDE ボードマネージャから、SparkFunのボードをインストールする方法」が存在する

これでいけた

① PCに Arduino IDE をインストール

こちらから!
https://www.arduino.cc/en/software

② Arduino IDE にSparkFunのボードをインストール

  1. File > Preferences (ファイル > 環境設定)を開き、"Additional boards manager URLs"に以下を入力し"OK"。
    https://raw.githubusercontent.com/sparkfun/Arduino_Boards/master/IDE_Board_Manager/package_sparkfun_index.json

  2. Tools > Board > Boards Manager でボードマネージャを開き(私の場合、最初から開いた状態)、"sparkfun"で検索、"SparkFun AVR Boards by SparkFun Electronics"の"INSTALL"を押す。

④ あらかじめ、ボードを選択

  1. Tools > Board > SparkFun AVR Boards > SparkFun Pro Micro を選択。

  2. Tools > Processor > ATMega32U4 (5V, 16 MHz) を選択(ご自身のボードに適合するものを選択)。

⑤書き込みたいスケッチを用意

スケッチてなんぞや...と思いましたがそれは置いといて、こちらからコードをお借りしました。Lチカがやりたくて。
https://101010.fun/iot/pro-micro-blink-led.html

/*
  Created by Toshihiko Arai.
  https://101010.fun/iot/pro-micro-blink-led.html
*/

const int  LED_PIN = 10;

void setup() {
  pinMode(LED_PIN, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(LED_PIN, HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(LED_PIN, LOW);
  delay(1000);
}

⑥Pro Micro を接続して書き込み

書き込んでいきます。手順3→4のタイミング、スピード感が大事なので、先に読んでからやるとスムーズかと思います。

  1. 私の場合使いまわしなので、最初はキーボードとして認識されています。リセットしたいので、PCに繋いだ状態でRSTとGNDをショートさせます。ドライバーやピンセットを使ってもいいですし、ボード上でジャンパワイヤを抜き差しするのでもいいです。

  2. Arduino IDE で先ほど用意したスケッチを開き、④での選択が正しいかもう一度確認。

  3. 画面左上の"Upload"を押します。

  4. 3のあとすぐ、RSTとGNDを2回ショートさせます(☜ここ大事)。 ブートローダーモードに入ります。

  5. Pro Micro がちかちか光って、このような画面が出たら成功です。

    ※ちなみに、失敗すると以下のような画面になります。

まとめ

回路を用意して、無事、Lチカできました!お力になれば幸いです。

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