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Elasticache Serverlessを使ってみようかな
はじめに
この記事はAWS re:Invent 2023参加フィードバック会にて発表したLTを抜粋・リライトしたものです。
Elasticache Serverlessがリリース
- Elasticacheをサーバレス運用できる
- スケールアウト・スケールアップのダウンタイムがない
- Memcached, Redis両方対応済み
- 全リージョンでGA(うれしい!)
やってみた
- クラスターの作成方法にサーバレスを選択する
- resource名の入力だけで作成できる
→とても簡単
所感
- Scalingが楽になるのが大きなメリットなので、変則的や大規模なワークロードだとよさそう
- 使用量に比例して安く使えるのなら開発用や小さなワークロードにも適しているのでは?
値段を調べてみた
- 2023/12/17時点で日本語版のドキュメントだとServerlessの料金の記載はないが、英語版だと記載されている
- 初期利用料はなし、使用量ベースで計算される
料金表
Pricing dimension | Price |
---|---|
Data stored | $0.151 / GB-hour |
ElastiCache | Processing Units (ECPUs) $0.0041 / million ECPUs |
- データ保存は容量と時間
- ECPUsは1キロバイトの送受信で1ECPUを使う。
最低料金を試算する
DataStored: 最低 $0.151 * 720 hour = $108/Month
- 最低利用で108$なので、それ以下の構成にできるのであればServerlessにしないほうが安い
- 従来はインスタンスサイズでの料金体系
- onDemand Instanceで最小構成のt4g.micro 2台構成だと$36から使える
- smallでもまだServer立てたほうが安い
- 現状のワークロードの移行、新規ワークロードの構築どちらでもしっかり比較しないといけない
→ 現状では無条件でお得になる選択肢にはなっていない
資料
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