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CloudFront用のマネージドプレフィックスリストを使おうとしたら、ルール数の上限とかいう罠にハマった話
経緯
- EC2の前にCloudFrontを置きました
- EC2にhttpやhttpsでは直接アクセスできないようにしたいです
- セキュリティグループやネットワークACLにCloudFrontのIPを全部登録するのはツライのでヤダ
- ここを見れば、一応IPの一覧が分かるが、、、
ならば、マネージドプレフィックスリスト
を使って、インバウンドのホワイトリストを設定しよう!!
早速やってみる
- VPCのメニューを辿って、CloudFront用のマネージドプレフィックスリストを確認(CloudFront用のものが最初から用意されている)
- 名前をメモっておく
- 名前をメモっておく
- 設定したいEC2のセキュリティグループのインバウンドに、マネージドプレフィックスを指定したルールを追加
- パッと見てCloudFront用か判断できないので、事前に名前を確認しておく必要がある
- パッと見てCloudFront用か判断できないので、事前に名前を確認しておく必要がある
- ルールを保存!
The maximum number of rules per security group has been reached
設定失敗!!
なぜ、エラーになったのか?
セキュリティグループ当たりのインバウンドルール上限に引っかかったからです。
- セキュリティグループのインバウンドルールは、デフォルトで
60
個までしか登録できない - CloudFrontのマネージドプレフィックスリストに登録されている件数は現在45個だが、個数にカウントされる値はマネージドプレフィックスリストの
最大エントリ
のパラメーターとなっており、これが55
- つまり、CloudFrontのマネージドプレフィックスをセキュリティグループに設定すると、自由に設定できるのは残りたったの
5
個!!
上に貼ったキャプチャのように5個以上設定してたので、上限を超えてエラーになってしまったようです。
ちなみに少し前まではもっとひどくてデフォルト50だったらしく、最初から上限を突破していたみたいですね。
参考
上限緩和申請をしよう!
5個しか登録できないという不便に耐える必要はなく、上限緩和の申請ができます。
-
AWSのコンソールから、Service Quotasに行き、VPCを選択。その後、Inbound or outbound rules per security groupを選びましょう。
-
真の上限100で申請
-
1時間くらい待ったら、60から100に変更されていた
改めてセキュリティグループの設定をしよう
設定できました!!
以上です
NCDC株式会社( ncdc.co.jp/ )のエンジニアチームです。 募集中のエンジニアのポジションや、採用している技術スタックの紹介などはこちら( github.com/ncdcdev/recruitment )をご覧ください! ※エンジニア以外も記事を投稿することがあります
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