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Synology NASへのHomebrew(linuxbrew)を使ったNeovimのインストール

2023/11/27に公開

概要

Synology NASにいろんなツールをインストールしたいとき(まあ本当はしないほうがいいんですが)、Entwareと呼ばれるツールを使うのが一般的だと思われます。
しかしながら、Entwareはリポジトリが小さく古めなため他に使えるパッケージマネージャがないかと調べていたところ、Homebrewをインストールできるという情報を見かけて試してみました。
このbrewを使ってneovim nightlyをSynology NASにインストールしたいと思います。

Homebrewのインストール

まあ↓の記事にある通りなのですがやっていきます。

https://community.synology.com/enu/forum/1/post/153781

1. lddコマンドの作成

homebrewインストール時にldd --versionを実行するみたいですがsynology nasには這ってないので無理やり作ります。

/usr/bin/ldd
#!/bin/bash  
[[ $(/usr/lib/libc.so.6) =~ version\ ([0-9]\.[0-9]+) ]] && echo "ldd ${BASH_REMATCH[1]}"

2. /homeへのホームディレクトリのマウント

どうやらbrewは/homeに各ユーザのホームディレクトリがあることを想定しているみたいですがsynologyでは/var/services/homesにあるので色々うまくいかないみたいです。なので/homeにマウントします。

sudo mkdir /home
sudo mount -o bind "/volume1/homes" /home

恐らくmountコマンドはタスクスケジューラでブート時に実行させてあげる必要があります。

3. brewのインストール

Homebrew公式サイトに書いてある通りコマンドを実行します。成功すれば/home/linuxbrew/.linuxbrew/binbrewコマンドがあるはずです。

4. パスを通す

/etc/profileにPATHを追記しました。

/etc/profile
PATH=$PATH:/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin

Neovimをインストール

brewでインストールしようとしていた記録の断片

1. gccのインストール

neovimのコンパイルにはgccが必要なのでインストールします。

brew install gcc

2. gccのsymlinkを作成

3. 依存関係のインストール

次のコマンドでneovimがインストールできます。

brew install bob
bob install nightly
bob use nightly

インストールしたら、~/.local/share/bob/nvim-binにPATHを通す必要があります。

この記事は https://note.nazo6.dev/blog/synology-nas-homebrew とのクロスポストです。

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