GitHubの組織名が変わった時に手元でやること
最近会社のGitHubにおける組織名が変更されたので、そのときにやっておいた方がいいことをメモ的にシェアします。
GitHub上のほとんどのURL変更は自動で行ってくれるのですが、ユーザーが端末でやっておくべきことがいくつかありそうです。
以下、リポジトリのURL指定はHTTPS形式を使用しているとし、新旧URLは仮に次のように書きます。
旧: https://github.com/old_repository/app.git
新: https://github.com/new_repository/app.git
ブックマークの変更
リポジトリへのブックマークのURLを変更しておきましょう。
旧: https://github.com/old_repository/app
新: https://github.com/new_repository/app
古いURLのままでも自動で新リポジトリへリダイレクトしてくれますが、旧リポジトリの名前(old_repository
)は誰でも使える状態になるため、もし旧リポジトリ名が誰かに使用された場合はそのリポジトリへのURLに上書きされてしまいます。
また、リポジトリではなく組織のページ(https://github.com/old_repository
)は404になるため、組織ページをブックマークしている場合は変更必須ですね。
手間もかからないですし、気づいたときにあらかじめ変更しておくといいと思います。
ローカル環境にてリモートリポジトリ名の変更
次に、ローカルのGitにてリモートリポジトリの変更をしておく必要があります。
こちらも変更しなくても自動でリダイレクトしてくれるのですが、先述のように「気づいたら誰かに使われていた」状態になる可能性もあるので変更しておくのがいいと思います。
Gitの操作ができるコマンドラインにて、以下のコマンドで更新が可能です。
git remote -v
コマンドで現在のリモート名を確認
git remote -v
origin https://github.com/old_repository/app.git (fetch)
origin https://github.com/old_repository/app.git (push)
git remote set-url
コマンドでリモート名を変更
git remote set-url origin https://github.com/new_repository/app.git
再びgit remote -v
コマンドで変更を確認
git remote -v
origin https://github.com/new_repository/app.git (fetch)
origin https://github.com/new_repository/app.git (push)
これで新しいリポジトリへの変更が完了です。
参考:
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