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JetBrains IDE ユーザー向け JetBrains AI 導入モデルケース

に公開

AI Free → AI Pro Trial → 有料プランへ段階的に進める方法

こんにちは、JetBrains公式代理店NATTOSYSTEMのねばねばです。

今回は、JetBrainsユーザーが段階的に JetBrains AI を開発プロセスへ組み込むための
「AI Free → AI Pro Trial → 有料AIサブスク」
というような導入モデルを紹介します。

AI ツールを既存プロジェクトに導入しようとすると、

  • メンバーごとに使うAIがバラバラで統一感がない
  • AI の生成コードの品質が不安
  • AI が既存の規約やアーキテクチャを壊してしまうのでは?

ということで見ていきましょう!


1. AI Free — 無料で気軽に「JetBrains AI 導入の第一歩」

AI Free

JetBrains IDEライセンスを持つ全ユーザーは AI Free を利用できます。

AI Freeで使える機能

  1. 無制限のローカルコード補完(Mellum)
    → クレジット消費なしで高品質のコード補完が使える

  2. 毎月 3 AI Credits(クラウドモデル利用)
    → Gemini / GPTs / Claude Sonnet などが少量試せる


AI Freeでおすすめの機能

「軽い作業」「補助的な作業」を中心に使いましょう。

  • コミットメッセージ生成
  • ドキュメント生成
  • 既存コードの説明
  • 小さなリファクタ提案
  • SQL や正規表現のスニペット生成
  • ランタイムエラーの確認補助

まずはコストゼロでAIにふれてみてはいかがでしょうか


2. AI Free から AI Proトライアルへいこう!(移行)

JetBrains IDEユーザーは、AI Pro を30日間無料で試せる限定トライアルを利用できます。

AI Pro 30日間トライアル開始方法についてはこちら


AI Proで高度なAI機能を使ってみる

AI Proでは使えるクラウドクレジットが増えているので、AI Free ではばかられたクレジット消費の多い高度なAI機能を使ってみましょう。

AI Pro
引用元:1 AI クレジットでどのくらい使用できるかについて

  • コーディングエージェント Junie
  • AIチャットによるコード生成と改善
  • 単体テスト自動生成(pytest, JUnit など)
  • リファクタリング提案と改善コードの生成
  • 自然言語からの実装ドラフト生成

AI Pro Trial期間に検証すべきポイント

① Junie の精度

  • プロジェクト規約を守るか
  • 設計意図に沿ってコードを書けるか
  • 大規模修正が安全に行えるか

② AIによるテスト生成の実用度

  • 網羅性
  • モック生成の精度
  • 再生成→修正指示の安定性

③ 心理的安全性

  • AI に任せる抵抗感が減ったか
  • AI生成コードをレビューできる自信が持てたか
  • AIを“強化ツール”として認識できたか

Trial期間にやっておくべきこと


3. 有料 JetBrains AI プラン — “AI と共に生きる”

AI がプロジェクト規約を理解し、チームメンバーがAIに慣れてきたら、
いよいよ本格的に有料 JetBrains AI プランを導入するタイミングです。

有料プランによっては使えるクレジットが潤沢になるので、思う存分利用することができます。


有料プランでやってみよう

① 自律的な複数ファイル修正

仕様変更 → 必要箇所をAIが横断して修正

② テスト生成 → 実行 → 診断 → 再提出のループ

AIが「書く → 直す → 再実行」まで実施
開発者はレビューに集中できる

③ 長い自然言語の仕様 → 実装ドラフト生成

AIコーディングエージェント使っている人は仕様駆動開発アプローチしてみませんかで有効的にコーディングエージェントをコントロール

④ チームの開発フローにAIが組み込まれる

  • 定型作業=AI
  • 判断・レビュー=ユーザー
  • 実装のドラフト=AI
  • 設計=ユーザー

AI が実行し、ユーザーが判断する”ワークフローが成立します。


4. まとめ

小さく試し、大きく育てる。スノーボールエフェクト。

① 小さく試す(AI Free)
② 効果を測る(AI Pro Trial)
③ ルールを教える(guidelines.md)
④ 共同作業へ組み込む(有料プラン)


参考リンク集


株式会社NATTOSYSTEM

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