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Shopifyで右クリックを禁止する方法について考察

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はじめに

今回は、Shopify で右クリックを禁止する方法について考察してみます。

具体的には、右クリックを簡単に禁止できるシンプル右クリック禁止アプリというアプリの活用方法や、HTML・CSS・JavaScript を用いたコーディングによる実装方法もあわせて考察していきます。

それでは、頑張っていきましょう。

今回は、以下の記事を参考にしています。

Shopify で右クリック禁止を実装する定義

右クリック禁止とは、サイト訪問者が「右クリック」や「画像のドラッグ」などの操作を行う際に、コンテキストメニュー(コピーや保存、検証ツールなど)を表示させないようにする仕組みのことです。Shopify では通常、商品画像やテキストを右クリックすると簡単に保存やコピーができてしまいます。

サイトのブランドイメージやオリジナル写真、文章などを保護したい場合には、右クリック禁止を実装することで無断コピーや無断保存を抑止できます。ただし、完全にコピーやダウンロードを防げるわけではない点には注意が必要です。

Shopify で右クリック禁止を実装するメリット

まずは、Shopify で右クリック禁止を実装するメリットを確認していきましょう。

1. コンテンツの盗用を抑止できる

商品画像やブランドロゴなど、ショップの大切なコンテンツが簡単にコピーされるのを防ぎたい場合に有効です。特にオリジナルデザインの商品や写真を多く扱うショップでは、右クリック禁止が大きな効果を発揮します。

2. ブランディングの保護

無断転載や不正利用を防ぐことで、ブランドの世界観や商品の価値を守ることにつながります。顧客に対しても、独自の商品やコンテンツを大切に扱っている印象を与えることができます。

3. 手軽に実装できる

コーディングによる右クリック禁止は比較的簡単ですし、アプリを活用することでノーコードでも実装可能です。特に「シンプル右クリック禁止アプリ」を利用すれば、複雑な設定は不要で、すぐに導入を開始できます。

Shopify で右クリック禁止を実装するデメリット

一方で、右クリック禁止にはデメリットも存在します。

1. ユーザーエクスペリエンスを損なう可能性

右クリック禁止を実装すると、ユーザーが文章を引用したいときや、検証ツールを使いたい(デベロッパーツールを使った表示確認など)ときにも不便を感じることがあります。また、スマートフォンやタブレットの長押し操作を完全に制限するのは難しい面もあります。

2. スクリーンショットまでは防げない

右クリック禁止をしても、実際にはスクリーンショットや HTML のソースを直接見ることでコピーが可能です。そのため「完全にコピーを防ぎたい!」という要望がある場合には、合わせて透かし画像の挿入など、別の対策も考慮する必要があります。

3. SEO への影響はほぼない

右クリックを禁止しても検索エンジンの評価や検索順位への直接的な影響はありません。しかし、設定を誤ってしまい、通常の操作まで制限してしまうと離脱率の増加につながる可能性もあるため注意が必要です。

Shopify で右クリック禁止を実装する方法

では実際に、Shopify で右クリック禁止を実装する方法を二つ紹介します。1 つめはコーディングによる実装、2 つめはアプリを使用した実装です。

1. コーディングによる実装

最もシンプルな方法として、JavaScript を使って右クリックを抑止するコード例を示します。以下のコードをテーマファイル(例:theme.liquid など)の <head> タグや <body> タグ内に挿入することで、右クリックを禁止できます。

<!-- 右クリック禁止スクリプト -->
<script>
  document.addEventListener('contextmenu', function(event) {
    event.preventDefault();
    alert('右クリックは禁止されています。');
  });
</script>

コード解説

  • document.addEventListener('contextmenu', ...) は、右クリック時のメニュー表示イベントをキャッチします。
  • event.preventDefault() によって、コンテキストメニューを開かせないようにしています。
  • 必要に応じて alert('右クリックは禁止されています。') を削除したり、メッセージを変更したりすると良いでしょう。

この方法は簡単ですが、スマートフォンやタブレットの長押し、スクリーンショットを完全に防ぐことはできません。また、テーマアップデート時にコードが上書きされないように注意が必要です。

2. シンプル右クリック禁止アプリを利用する

次に、シンプル右クリック禁止アプリを用いる方法を紹介します。こちらはコーディングが不要で、ワンクリックで右クリック禁止を導入できる便利なアプリです。

以下のShopifyの公式ストアからインストールできます。
https://apps.shopify.com/sa-070-ur-right-click-deny?locale=ja

アプリの概要

  • アプリ名:シンプル右クリック禁止アプリ
  • 開発者:株式会社UnReact
  • 価格:月額 $5.99(7日間の無料体験あり)
  • レビュー評価:0.0 (0 レビュー)
  • 対応言語:英語および日本語
  • カテゴリー:盗難防止

主な機能

  1. 右クリックを簡単に防止
    複雑な設定が不要で、アプリをインストールして ON にするだけでサイト全体の右クリックが禁止されます。

  2. オン/オフの切り替えが簡単
    ワンクリックでいつでも右クリック禁止を ON/OFF 切り替え可能。セール期間や特定ページだけ外したい場合など、柔軟に対応できます。

  3. テーマへのコード挿入不要
    アプリが自動的に機能を挿入するため、テーマファイルを編集する心配がありません。将来的にテーマを変更した際のメンテナンス負荷が軽減されます。

  4. 無断コピーを防止
    オリジナルデザインや文章、画像の保存を防ぐことで、ブランド価値の保護につながります。

インストール手順

  1. Shopify アプリストアで 「シンプル右クリック禁止アプリ」 を検索
  2. 「インストール」をクリックしてアプリを追加
  3. アプリ画面に移動し、「右クリック禁止」を有効化
  4. 必要に応じてメッセージの表示や無効化ページの設定を行う
  5. 完了です。ストア上で右クリックができなくなります

料金について

  • 月額 $5.99
  • 7日間の無料体験があるため、まずは無料で試してみることが可能です

シンプル右クリック禁止アプリの機能の概要

ここからは、シンプル右クリック禁止アプリの機能の概要について解説していきます。

サイト上の右クリックを簡単に防止できます。

ストア上で右クリックを禁止できます。

サイト上のセキュリティを強化できます。

1 クリックでテーマに追加できます。

以下のShopifyの公式ストアからインストールできます。
https://apps.shopify.com/sa-070-ur-right-click-deny?locale=ja

最後に

ここまで、Shopify で右クリック禁止を実装する方法を見てきました。コーディングでシンプルに実装するのも良いですが、より手軽でメンテナンス負荷を下げたい場合は、シンプル右クリック禁止アプリの活用が便利です。オリジナル写真や文章を扱うショップオーナーにとって、ブランドの資産保護に役立つツールとなるでしょう。

無断コピーを 100% 防げるわけではありませんが、右クリック禁止はコピーしようとするユーザーの心理的ハードルを上げる効果は十分に期待できます。ぜひ自分のショップの方針にあわせて導入を検討してみてください。

参考記事

今回は、以下の記事を参考にしています。

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