GitLensのAI機能でコミットメッセージを自動生成する設定手順【日本語化対応】【VSCode】【拡張機能】
はじめに
個人開発を進める中で、VSCode上でコミットメッセージを自動生成できる機能を探していたところ、VSCodeの拡張「GitLens」にその機能があることを知りました。
実際に使ってみて便利だったので、設定方法を簡単にまとめておきます。
デフォルトでは英語のメッセージが出力されますが、設定を変更することで 日本語のコミットメッセージ も自動生成できるようになります。この記事ではその設定手順も紹介します。
使用環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VS Code | 1.103.2 |
| GitLens | 最新版 |
| GitHub Copilot | アカウント連携済 |
| OS | macOS |
ステップ1:拡張機能 GitLens をインストール
まずは左の「拡張機能」タブから GitLens をインストールします。
(すでに使っている人も多いと思いますが、最新版にしておくのがおすすめです)

インストール後、左サイドバーの「ソース管理」タブを開くと、生成ボタンが追加されており「Generate Commit Message with GitLens」という項目が表示されます。

なお、この時点ではデフォルト設定のため、英語のコミットメッセージが出力されます。
ステップ2:日本語で生成するように設定する
デフォルトでは英語でメッセージが生成されるため、日本語に変更します。
- 設定を開く(
Cmd + ,)。 - 検索バーに「GitLens Ai」と入力。
- 「GitLens › Ai › Generate Commit Message: Custom Instructions」という項目を探します。
そこに以下の内容を入力します。
コミットメッセージは日本語で生成してください。
Conventional Commits形式(例: feat:, fix:, docs:, refactor:, chore:, style:, test:)を維持したまま、
変更内容を簡潔かつ自然な日本語で説明してください。
例: feat: ログインAPIのバリデーションを追加

これでAIが生成するメッセージが日本語になります。
運用ルールに合わせて適宜文体やフォーマットをカスタマイズしていただけたらと思います。
(オプション)ステップ3:AIプロバイダを選択する
GitLens は裏側で複数のAIモデルを利用できます。
筆者の環境ではデフォルトで Copilot(GPT-4.1)が選択されていましたが、以下のように多くのモデルが選択可能です。

選択できるAIプロバイダ例:
- GitKraken AI(GitLens Proで利用可能)
- Copilot(GPT-4.1) ← デフォルト
- Anthropic(Claude)
- Google(Gemini)
- OpenAI(GPT-4 / GPT-3.5)
- Azure(Preview)
- Mistral
- Hugging Face
- OpenRouter
- Ollama
- DeepSeek など
AIモデルを切り替えるには、コマンドパレット(Cmd + Shift + P)を開いて
GitLens: Switch GitLens AI Provider/Model
をカスタマイズするか、生成ボタン横のメニュー「Switch GitLens AI Provider/Model...」から変更できます。
ステップ4:実際に使ってみる
設定が完了したら、実際に動作を確認してみましょう。
- コードを変更してステージ(
git add .)する。 - ステージした変更を右クリックして
「Generate Commit Message with GitLens」を選択。
数秒待つと、AIがコミットメッセージをまるっと提案してくれます。
例:
feat: ユーザープロフィールの編集機能を追加
自分でコミットメッセージを考える手間が減り、AIがファイルの変更を検知して自動でコミットメッセージを生成してくれるため非常に便利です。
まとめ
- GitLensを使用することで Copilot や OpenAI などのモデルを利用してコミットメッセージを自動生成できます。
-
Custom Instructionsにカスタマイズ設定を追加することで、日本語でのメッセージ生成が可能になります。 - コミット内容を毎回考える手間が省けるので、特に個人開発や小規模プロジェクトでは作業効率がぐっと上がるかと思います。
- また、GitHub Copilotを使用したコミットメッセージの自動生成も現在は多く使われているようなので、後日こちらも試し機能の比較などを試せたらと思います。
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