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個人開発のよくある落とし穴11選【随時更新】

2022/02/01に公開約5,200字

まとめ

個人開発で「これをやれば成功する!」というのは無い。
しかし、体系だったフレームワークや正攻法は存在する。
よくある落とし穴を先に学んで避けるべき!

ターゲット

  • 個人開発をやろうと思っている人全般
  • 個人開発で成功体験がまだない方

思考

起業や新規事業開発の落とし穴と個人開発の落とし穴で似てるところが多い
スタートアップの記事や個人開発者へのインタビューを通して気づいた落とし穴を11選まとめてみた

よくある落とし穴

1.目的がはっきりしていない

個人開発の目的マップ.jpg

最大にして一番多い落とし穴!
スタートアップと個人開発で異なる点は、「人によっては儲かることが成功ではない点」である。
個人開発では個人が自分で開発をしたいと思う理由は千差万別.
目的を見失わないだけで成功体験は得やすくなる。

よくある例

  • お金儲けしたい目的のアプリに勉強の要素も追加、使ったことの無い言語の多用で工数の増加。
  • 結果、ローンチ前にやる気がなくなり、時間経過によるアイデアの頓挫。
  • 技術力をアピールする目的で始めたが、どうせ作るならとバズりたい欲が高まる。
  • おもしろAPIを使用した簡易的なアプリでバズりを狙いにいってしまう。

対応

目的は最初に明確化。常に確認しながら目的ベースで開発することをおすすめします。
一つの目的を完遂することですら難易度は高いことを理解する。

例) 自分の学習のためのアプリ

  • 作ったアプリを長くメンテナンスをすることが一番の学び。
  • 一定数ユーザーがいてロングランできることが必要。
  • お金をたくさんかけられないが、UXを下げられない
  • 制約の中でユーザーが稀にログインしてくれるような設計をする必要がある。

自己成長が目的の場合

  • 成長のための戦略を立てる。
  • 時間や労力をかけて何を得て、どんな道が広がるか、どうなりたいかまで見据えておきたい。
    戦略があればムリ・ムラ・ムダが減る
※これ以降は「売上を作りたい」や「人気になりたい」などの目的を前提にします。

2.車輪の再発明(類似サービス)

大きく2つ

・ 市場調査をせずコンセプトが同じサービスを作る
・ 類似サービスを気にし過ぎて作らない

対応

サービスのペルソナを設定。
課題に対して現在どんな代替対応をしているかを調査。
ユーザーストーリーの仮説を立てる中で既存のサービスなどで対応できていない点があれば、サービスとしての差分になることを理解する。

3.いつの間にか「高機能なもの」を作ることが目的になる

ユーザーが欲しいものでなく、自分が作れるものや作りたいものに焦点が当たってしまう。
フォーカスがずれてしまう状態。
技術力のある人などを陥りやすい落とし穴。
高機能は既存の顕在化された軸における延長戦でしかない。

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対応

ユーザーが求めているのは高機能なものではなく、需要にあった「ドリルの穴」であることを忘れない。
サービスができてからはユーザーインタビューなどを繰り返し、本当に欲しいものは何かを検証したり、インサイトを獲得する。

4.アプリの完成度が高ければユーザーがつくと思いこむ

すでに成功している完成度の高いサイトを触っているとUXが良く
このUXの体験が良いアプリの証拠だというバイアスが生まれる

対応

完成度は「ブランド力」という要素の一部。
サービスの価値を高めるための一部でしか無いことを理解する。
何度も修正が入り、アイデアが思い付いた時から大きく違うサービスが変化していくことを心得ておく。

5.アイデアの閃きが全てと思い込む

時間をかけてやっと出てきたアイデアだからこそ価値があると思い込みやすい。
自分の中で欲しい!という感情が湧き上がり、周りが見えなくなる場合が多い。

対応

残念ながら、まだ自分の頭の中の妄想であることを理解する。
最初に出たアイデアは仮説に過ぎない。
検証をする中で、自らの思考の漏れを見つけながら思索を繰り返していく。

6.バイアスのかかったユーザーインタビューを無自覚にする

自分が良いと思って組み入れた仕組みやサービス。
認めてほしいという思いが強いあまり、無意識に「Yes」を引き出すための説明と質問をしてしまう。
知り合いや面と向かって行うインタビュー、利害関係もない状態でやることが多い。
よっぽどのことが無い限り「No」とは言わない。

対応①

  • 聞くべき内容をあらかじめ文章化してブラッシュアップしておく。
  • 自分よがりの質問になっていないか。オーブンクエッション、もしくは、良いところも改善点も取り込めるようにする。
  • 「AってBですよね?」という質問はせずに、「Aについて良かった点、改善点を教えてください」といった質問にする。

対応②

  • 多くの一時情報を手に入れる。
  • 例)学校の先生に対してのアプリケーションを作ろうとしていて、エンジニアにインタビューをしても意味がない。
  • 課題に対してのストーリーを伺う。
  • 現状はどのような代替案を活用しているかを確認する!

7.多くの人に気に入られようとする

自分が欲しい! と思ったアイデアを大衆にフィットさせようとする。
大衆に向けにサービスを作るのはそれだけ対市場規模を大きくしたいからです。
けどそんな市場はどの会社もたくさんの資金を投下してくるはず。
企業として動いている訳ではないので、個人リソースの限界を理解しましょう。

対応

  • ニッチだけども彼らが本当に欲しいものを目指す。
  • Burning Needs(今すぐにでもお金を払うほど欲しいもの)
  • ペルソナを細かく設定。
  • ペルソナが設定されることでデザインや機能に一貫性ができる。
  • 結果としてUXを高められる。

8.ペルソナ(自分)に固執しすぎる

多くの人がペルソナを自分に設定しがち。
簡単であり自分が欲しいものに設定できるが故に最適とされている。
自分の感情に固執することにより、自分しか欲しくないものになってしまうのは問題。

対応

  • 早い段階でユーザーをつけよう。
  • 最初はペルソナが自分でも構わないが他の人にも使って欲しい場合、なるべく早い段階でペルソナ設定をユーザーにずらす必要がある。
  • カスタマー視点に立ち、痛みやニーズに関して深い理解があることが前提条件

9.完成させてからローンチしようとする

人様に見せるものなら未完成のものを出したくないというプライドが邪魔をする。
日頃から仕事で質の高い完成品を求められている人にありがち。

対応

常に仮説検証をしていることを忘れない。
まずはMVP(ユーザーに価値を提供できる最小限のプロダクト)を作って検証を始める。
Mock(実際の機能がない状態)でもローンチして需要があるかを測っても良い。

Mockの例

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かつて、IBMが自動タイピング器を開発したとして実験した。
マイクに声を入力するだけで画面上に文字がタイプされていくもので、当時は画期的であった。しかし、実際はマイクの先に手動でタイピングをする人がいて、打ち込んだ文字を画面に出力させていただけだった。

https://www.seleqt.net/design/pretotyping-and-prototyping/

代替サービスでも良い

現在は、ノーコードやGoogleのフォームやスプレッドシートなど寄せ合わせるだけで多くのサービスが簡易的に代替できる。
大事なのは、ユーザーに届けるコアサービスにどれだけの価値があるかを測ることである。
まずは、簡易版でアイデアが失敗に終わらないことを試す方が重要であることを理解する。

10.インタビューをして満足する

5人以上にインタビューができて、指摘にも対応ができたので満足をしてしまう。
ユーザーの声をそのまま受け止めて対応しようと考えてしまう。

対応

  • インタビューで重要な点がユーザーの深層心理を言語化してあげることを理解する。
  • 表面的な不満や需要ではなく、そのストーリーに着目して言語化をする。
  • 深層の本音を受け止めた上で仮説を立てる。
  • インタビューは仮説を試す場所でもあるが、仮説検証を立てるタイミングであることも理解する
  • サービスに変更を加えたのちにも、インタビューを繰り返し仮説検証をしていく。(PDCA)

11.すぐにマネタイズをしようとする

最初のローンチのタイミングでトランザクションが多くなったことに味を占めてマネタイズを急ぐ。
すぐに広告を付けたり、制限をかけたりすることによってUXが低下。コアユーザーも離れていくような事態になる。

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対応

  • 中長期的なファイナンス思考が必要
  • BS思考を中心に目標を作ってサービスの価値を高めていく
  • 例) 利用回数が一回でお金を産むビジネスなど、時間単価が見合わなかったり、広告費などの費用を度外視している場合もある。

まとめ

サービス開発を成功させるためには考えることが多い。
しかし、確実に成功に近づける方法はあるので
試行錯誤しながら検証を繰り返していくのは楽しい!!!

落とし穴追加していきます!

今回はこちらのLT会用に11選をまとめました!
しかし、シェアをしたい落とし穴はたくさんあり、30程書ける予定です!
時間があるときに追加していく予定ですので、よろしければハートやシェアで応援よろしくお願いします🙇‍♂️

個人開発をブラッシュアップするアプリ紹介

せっかく時間と労力をかけて作るサービス、失敗しないようにするためのアプリ。
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