🐈

【Windows】SourceTree と GitHub の連携

に公開

【Windows】SourceTree と GitHub の連携

Windows環境で SourceTree と GitHub を連携する手順をまとめました。

1. 準備

以下の準備を行ってください。

  • SourceTree のインストール: 未インストールの場合は、SourceTree公式サイト からダウンロードしてインストールします。
  • Git のインストール: SourceTree は Git の GUI クライアントです。通常は、SourceTree のインストール時に Git も一緒にインストールするか、既存の Git を使用するかを選べます。
  • GitHub アカウント: GitHub アカウントが必要です。
  • GitHub リポジトリ: Push / Pull したい GitHub 上のリモートリポジトリが必要です。未作成の場合は GitHub 上で作成してください。

2. SourceTree に GitHub アカウント(認証情報)を追加する

  1. SourceTree を開きます。

  2. メニューバーから「ツール」>「オプション」を選択します。

  3. 「認証」タブを開きます。

  4. 「追加」ボタンをクリックして、新しいアカウントを追加します。

  5. アカウント情報を入力します。

    • ホスティングサービス: GitHub
    • 優先するプロトコル: SSH
    • 認証: OAuth

    -

  6. 「OAuth トークンを再読み込み」をクリックし、GitHub アカウントでログインします。

3. SourceTree(Git)と GitHub の連携方法

Git サーバーへのアクセスは SSH 経由が一般的です。SSH (ポート22) へのアクセスが制限されている場合、HTTPS (ポート443) 経由で Git リポジトリにアクセスできます。ネットワーク制限されている場合、Personal access tokens を設定して、Git over HTTPS を使用してください。ここでは一般的な SSH 経由での接続方法について説明します。

3.1 SSH キーの生成

  1. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドで SSH キーペアを生成します。

    ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"
    
  2. C:\Users\<ユーザー名>\.ssh\id_ed25519(秘密鍵)と id_ed25519.pub(公開鍵)が作成されます。

  3. id_ed25519.pub(公開鍵)の内容をコピーしておきます。

3.2 SSH エージェントの起動(パスフレーズを設定した場合)

SSH エージェント(ssh-agent)は、SSH キーのパスフレーズを記憶するためのプログラムです。

  1. Windows の検索バーで services.msc を入力して「サービス」管理ツールを開きます。

  2. 「OpenSSH Authentication Agent」を探します。

  3. 状態が「実行中」でなければ、右クリックして「開始」を選択します。

  4. スタートアップの種類を「自動(遅延開始)」または「自動」に変更しておくと、PC 起動時に自動で起動します。

    -

  5. コマンドプロンプトで以下を実行して、SSH キーを追加します。

    ssh-add %USERPROFILE%\.ssh\id_ed25519
    
  6. パスフレーズを入力します(設定している場合)。

3.3 公開鍵を GitHub に登録する

  1. GitHub にログインします。

  2. 右上のアイコンをクリックし、「Settings」を選択します。

  3. 左メニューから「SSH and GPG keys」を選択します。

  4. 「New SSH key」ボタンをクリックします。

  5. 「Title」には識別しやすい名前(例: My Work Laptop)を入力します。

  6. 「Key」のテキストエリアに、コピーした公開鍵の内容を貼り付けます。

    -

  7. 「Add SSH key」をクリックします。

3.4 SourceTree 側の設定

  1. SourceTree を開きます。

  2. メニューバーから「ツール」>「オプション」を選択します。

  3. 「全般」タブを開き、以下を設定します。

    • SSH キー: C:\Users\<ユーザー名>\.ssh\id_ed25519(秘密鍵)のパス
    • SSH クライアント: OpenSSH

    -

    SSH クライアントとしては PuTTY(Plink)も使用できますが、OpenSSH の方がより一般的で、GitHub との接続も安定して行えます。そのため OpenSSH の使用を推奨します。

  4. 「OK」をクリックして設定を保存します。

4. 参考文献

Discussion