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『エンジニアがビジネスリーダーを目指すための10の法則』は俺たちがビジネスの海に溺れないための羅針盤だ

2022/07/04に公開

エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

俺はこの本に出会えたことを感謝している。

常に机の手の届くところに置いている。

別にビジネスリーダーになろうとしている訳でもない。

だが、心に刺さる金言が多く、仕事のスタンスを見直すきっかけになった。

目次を見てみよう。

  • 法則01 Googleに答えを求めるな
  • 法則02 右脳を叩き起こせ
  • 法則03 仮説で語りきれ。非難を恐れるな
  • 法則04 プロセス志向から抜け出せ
  • 法則05 不正確への恐怖に打ち克て
  • 法則06 変更アレルギーを治療せよ
  • 法則07 パソコンを閉じろ。クライアントに会いに行け
  • 法則08 自分の事を話すな
  • 法則09 守りから 攻めへ転じよ
  • 法則10 自分の母親にもわかる言葉で話せ

技術のことはほとんど書いていないんだ。

でも、これを見るだけで、読むべきって気がしてこないか?(少し苦い記憶が脳裏によぎる場合もあるかもしれない。)

なんでこれを作ってるんだ?って思いながらビミョーなものを作っていないか?
磨き上げた珠玉の技術が、誰にも使われずに打ち捨てられた経験はないか?

俺たちが顧客の本当の課題を理解して、最高にイケてるものを提案することができれば、日本はもっと良くなるんじゃないか?

確かに、不確実なビジネスサイドは怖い。

俺たちは網羅的で正確な調査、扱ったことがある技術やフレームワーク、過去のプロセスが大好きだ。確実なこと、”答えがあるもの”は安心する。

けど、リスクを取らないことが最大のリスクだってザッカーバーグも言ってるんだ。

最初は失敗が多いかもしれない。

でも、俺は技術屋さんではなく、この本を片手に持って「技術に特化した課題解決屋さん」であろうと思うんだ。

簡単に本の内容を紹介しよう。

まず“俺たち”とお客さんの、ありがちなやりとりが紹介される。

それと同じシチュエーションで、”マネジメント”が鮮やかに顧客の課題を解決する方法を見ることができるんだ。

2パターンのコミニケーションを分析することで、お客さんの本質的な課題を解決し、喜ばせることができる方法が見えてくる。

この構成が10章続く。

1章はコンパクトにまとまっているから、かなり読みやすい。

最後に後書きで紹介されている、本田宗一郎の名言を紹介する。

「研究所は技術を研究しているのではない。どういうものが人に好かれるのかを研究しているのだ。」

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