Laravel11 keyコマンド/packageコマンド/clear-compiledコマンド

この記事は Laravel11にあるartisanコマンドを全部調べる Advent Calendar 2024 13日目の記事です。

今回はkeyコマンド/packageコマンド/clear-compiledコマンドについて調べました。

環境

• PHP 8.4.1
• laravel/laravel 11.3.3
• laravel/framework 11.33.2

key:generate

アプリケーションキーを生成する。

php artisan key:generate

実行すると環境ファイル（.env）のAPP_KEYの値を生成します。

通常はLaravelのインストール時（composer create-projectコマンド実行後）に発生するpost-create-project-cmdイベントで実行されます。

https://github.com/laravel/laravel/blob/v11.3.3/composer.json#L45-L48

本番環境（.envのAPP_ENVがproduction）では実行すると実行確認のメッセージが表示します。

Yesを選択すると環境ファイル（.env）のAPP_KEYの値を生成します。

オプション	説明
--show	値の変更を行わないでキーを表示
--force	本番環境で強制的に実行

• --showを付けると環境ファイル（.env）のAPP_KEYの値を設定せずに値を表示します

advent-calendar-2024 % php artisan key:generate --show 
base64:Hx6JbfTCAmh6Sf0cWX3f5zQ0byYllclHxLjrEi70Jbk=

• 本番環境で--forceを付けると実行確認を行わないで強制的に実行する

package:discover

パッケージの情報を再読み込みする。

php artisan package:discover

実行するとvendor/composer/install.jsonからLaravelの拡張パッケージの情報を読み込み、パッケージのキャッシュファイル（bootstrap/cache/packages.php）を再構築します。

通常、package:discoverコマンドはComposerパッケージの追加、更新、削除後のcomposer dump-autoloadコマンド実行後に発生するpost-autoload-dumpイベントで自動で実行されるようになっています。

https://github.com/laravel/laravel/blob/v11.3.3/composer.json#L35-L38

clear-compiled

コンパイル済みのファイルを削除する。

php artisan clear-compiled

実行するとコンパイル済みのファイル（bootstrap/cache/services.php、bootstrap/cache/packages.php）を削除します。