Power Apps モデル駆動型アプリでカレンダー形式のビューを利用する
この記事は、Power Apps Advent Calendar 2023 12/2 担当分の記事です。
Power Apps モデル駆動型アプリには、以下のようなカレンダーコントロールと呼ばれるものがあり、任意のテーブルに登録されたレコードをカレンダー上にマッピングして表示することができる便利なものがあります。
ただ、これを利用するには、現在(2023年12月)ではクラシック画面での操作を行わないといけません。
(新しくボタンができて、モダンな画面で使えるようになった!思っていたのですが、実際やってみたら動きませんでした涙)
モダンな画面で正常に動作できるようになったら記事にしようと思っていたのですがなかなか動作するようにならないという状況なのですが、とても便利なので使われないのはもったいない!ということで、とりあえずクラシック画面での設定方法を記事にしておきたいと思います。
事前準備
カレンダー形式で表示する対象のテーブルを作成します
1.カレンダー形式で表示したいテーブルを作成
以下の3つの項目(列)を持つテーブルを作成し、テストデータを作成します
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カレンダーに表示する一言の説明
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カレンダー上にマッピングするための日付
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カレンダーの色を設定する選択肢
※選択肢を作成する際に、各選択肢の左にある選択肢ごとに設定できる色を変えておくといいです
この色がカレンダー上に表示される際の背景色になります -
いくつかのテストデータ
手順
カレンダー形式のビューの作成手順を記載します
1.作成したテーブルにビューを作成
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ビューを作成するの画面で、作成を選択します
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ビューの作成画面に遷移したら、一度保存して公開を選択します
2.クラシックに切り替えて、カスタムコントロールを追加
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次に、クラシックに切り替えるを選択します
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クラシックなビューの作成画面に遷移したら、カスタムコントロールを選択します
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コントロールの追加、カレンダーの順に選択します
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追加したコントロールがすべてのデバイスで優先して表示されるように、Web、電話、タブレットにチェックを付け(Web以外は任意)、画面下部を項目に、テーブルの項目(列)を割り当て、OKを選択します
項目 | 用途 |
---|---|
開始日 | カレンダー上にマッピングする時の開始点 |
説明 | カレンダーに表示される一言メモ |
終了日 | カレンダー上にマッピングする時の終了点 |
期間 | いわゆる開始日時~終了日時のようなそのレコードにかかった時間 |
色 | カレンダーの背景色(選択肢のみ設定可) |
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保存して閉じるを選択します
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保存して公開を選択します
これで完了です
設定結果の確認
それではアプリを作って確認してみます
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アプリを作成
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無事カレンダー表示を確認
その他
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カレンダーは、月だけでなく、週、日表示ができるが、個人設定から個人ごとにデフォルトの見え方を設定可能
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カレンダーとグリッド形式はボタンで切り替えることが可能
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カレンダー以外にも、編集可能グリッドや、Power Apps component framework で作ったり PCF Galleyからダウンロードしたコントロールを追加、設定できる
参考:モダンな画面でうまく動作しないと思われる部分
ビューの作成画面で、コンポーネントをクリックすると
さも設定できそうにみえますが
うまく保存できませんでした涙
モダンな画面で作成、公開する方法ご存じの方いらっしゃればお教えいただけると嬉しいです
以上で、簡単に設定できるカレンダー形式のビューの紹介でした。
過度なカスタマイズはできないですが、お手軽設定で利用できるので、ぜひご活用いただければと思います。
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