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個人的に選ぶ Microsoft Power Pages の嬉しい進化3つ

2022/05/26に公開

Power Apps portals の進化である Power Pages がプレビューで公開されましたね。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-pages/introduction

もっと便利にならないかなーと思ってたので非常に嬉しいです。
試用版が使えるので、触ってみたい方はすぐにでも触ることができます。
https://powerpages.microsoft.com/ja-jp/

ということで、勝手に Power Apps portals からの進化で嬉しかった部分を挙げたいと思います。

その前に Power Pages ってなに?

超ざっくり

  • ローコードでWebサイトが作成できるサービスです
  • Power Platform の一員です
  • データは主に Dataverse に保管され、これを通じて他の Power Platform 勢といい感じに連携できます
  • Power Apps portals が進化したものだそうです

Power Apps portals との違い
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-pages/difference-portals

1.目的にあったサイトがある程度できあがった状態から開発を始められる

いままで Power Apps portals にはスターターポータルから始めるという選択しかなく、そのスターターポータルに対して一から設定をしていかなければなりませんでした。
※ Dynamics 365 としてのポータルのテンプレートは一応あるが、Dynamics ユーザ向け
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/portals/portal-templates

Power Pages では現時点で3つ(5つ中2つは間もなくご利用いただけますになっている)のテンプレートから、プログラムへの登録、許可の申請ポータルなど、目的にあったものを選択することができます。
そうすることで、ある程度出来上がった状態から開発を始めることができるため、導入速度がさらに向上できそうに感じました。

  • 選択できるテンプレート

  • テンプレートを展開した直後の画面(検索とかも即動く)

2.編集可能なテンプレートそのものがカスタマイズのお手本になる

Power Pages は Power Apps portals と同じく、Liquid や JavaScript を使ってカスタマイズが可能です。
この2つを組み合わせると、Liquid で取得した値を文字列として JavaScript の変数に渡すなど色んなことができるのですが、出回っている情報が多くなく、学習が難しい状態でした。
今回のテンプレートには、上記のような Liquid とJavaScript を組み合わせたコードがたくさん入っているため、カスタマイズのお手本として良い学習素材になりそうな気がしています。

  • テンプレートを構成するコード(CLI を使ってダウンロードが可能)

3.Dataverse のテーブル操作が同じ画面で実施できる

Power Pages の design studio では、その画面中に Dataverse を操作できるメニューが用意されています。
リストやフォームといったコンポーネントを配置するときは、事前に Dataverse の対象のテーブルにフォームやビューを作成しておく必要があるのですが、Power Apps portals ではその作業は別画面で操作する必要がありました。
今回、同じ画面内のメニューとなったことで、操作が楽になり、またその関連付けが必要であるということが、よりわかりやすくなったと思います。

  • design studio から Dataverse が直接操作できる(テストデータとかも直接追加できる)

おわりに

他にもコンポーネントの配置や編集の方法が全体的にかわいくなった気がします。
好みはわかれるかもしれませんが、より直観的になった気もします。
テンプレートは若干動きがよくわからないところもありますが、これも改善されていくことでしょう。

きっと今後もどんどん機能追加・改善してくるものと思います。楽しみですね!

今後のテンプレート拡充に超期待しています!
あと、リストの表示にバリエーションが欲しいです。カード表示とか!
あと、自由なコードコンポーネント(フォームに適用するのじゃないやつ)追加したいです!

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