プログラミングで絶対にやってはいけない思考法 5選
はじめに
今回の記事では、個人の独断と偏見でプログラミングにおいて絶対にやってはいけない思考法を5選紹介する。
プログラミングで絶対にやってはいけない思考法
好奇心がない
これは言うまでもないが、コンピュータやテクノロジーに興味がない人はプログラミングには向いていない。当然だが、プログラミングはテクノロジーを扱う分野である。テクノロジーは常に情報が最新のものに更新されている。現在こうしている間にも、新しい技術の研究が進んでいるのだ。積極的にこれらの情報を集める好奇心がなければ、プログラミングには向いていないだろう。
これに対する対処法は、自分の好奇心を見つけることである。プログラミングが本当に興味があるものなのかどうか、自分自身に問いかけてみよう。そうでなければ、プログラミングとは別に興味のあるものを探した方がいい。本当に興味がある場合は、積極的にテクノロジー関連の情報を収集するようにしよう。
貪欲に問題を解決しようとしない
万が一問題に直面したときに簡単に諦める人は、プログラミングに向いていない可能性が高い。
プログラミングの本質は問題を解決することだ。それはコンピュータが発明されたすべての理由である。あなたがプログラムに取り組み始めるときは、いつでも多くの問題に遭遇するだろう。あなたが問題を解決しても、ほとんどの場合、その背後にまた別の問題がある。プログラミングには新しい問題は常に直面する。
このような多くの問題に直面することは、気が遠くなり、やる気を失わせることも少なくない。あなたは物事がただ「きっとうまくいく」ように思っているのであれば、問題が続く中でエネルギーを持ち続けることができず、少しずつ問題解決のための感情は失われていくだろう。文字通り、あなたの仕事は、なぜ物事がうまくいかないのかを把握することだ。
プログラミングにおいて問題は必ずぶち当たるものである。これから直面し克服するあらゆるチャレンジは、あなたにより深い理解と、新しい課題に立ち向かうための能力と、それまでの課題をすばやく解決する能力を与えてくれる。
自分で考えられない、あるいは自分の意見を持てない
自分で考えられない、あるいは自分の意見を持てない人はプログラミングに向いていない可能性が高い。
あなたが何か新しいことを学ぶとき、自分の知識と経験がまだ浅いと考えて、自分の意見を持てないかもしれない。その分野で率先したり、行動、発言して失敗したりすることは危険なことだと考えている人も少なくないだろう。
私たちは間違いや失敗を本能的に恐れることがよくある。失敗や間違いをしたくない人は非常に多い。その間違うことへの恐れが、あなたの探求と好奇心を邪魔して、本物の知識、経験や失敗から得られる知識を得られずに苦しむだろう。有名な専門家の意見や、人気ブロガー、ベストプラクティス、またはチュートリアルの回答に頼る場合、実際にプログラミングに必要な知識は真の意味では身につけられない。
何がうまくいくのか、何がうまくいかないのかについて自分自身の意見を持たなければならない。そのためには、ネットの記事やチュートリアルに過度に依存することなく自分で手を動かす練習をしよう。これだけ述べてもわからないので、具体例を簡潔に示す。
- 自分で技術記事や技術書を書いてみる。
- 個人開発をやってみる。
- お気に入りのプログラミング言語・フレームワークを少なくとも1つ選んで、その魅力や課題点を分析してみる。
プログラミングに対して自分の意見を持てるようになると、自分自身の新しい視点を持つことができる。
合理的に推測して、積極的にポジションを取ることが何より重要である。新しい情報を得たときは柔軟に自分の意見を変えるようにしよう。
複数の答えにあるメリット・デメリットに気づかず、「絶対的な正解」があると考えている
プログラミングの最終目標が「絶対的な正解」を見つけることだと考えるのであれば、プログラミングには向いていないかもしれない。
さまざまな状況の中で、その選択が正しいかどうかはすべて状況と目的によって異なる。プログラミングそのものは共通認識としてあるものの、プログラミングでやりたいことは千差万別である。プログラマーの数だけ、プログラミングでやりたいことがある。自分の状況や開発したいプロダクトに最適であれば、どのようなものでも「正解」になる。プログラミングの世界において、すべての場面にも通用する考え方や知識は存在しない。
プログラミングの問題解決ややり方には複数の方法がある。様々な技術に触れたり、自分で技術記事を書いたりするなどのような経験を通して、どのやり方がいいのかを模索することが重要だ。決して他人に自分の思想や技術の矜持を押し付けたり、他人の技術や意見に批判したりしてはならない。[1]
細かい部分に注意を払っていない
細かい部分に注意を払えないなら、プログラミングには向いていないだろう。
プログラミングはコンピュータを扱う学問である。コンピュータは正確な機械だ。プログラミングでは、コンピュータが期待するとおりに必要なコマンドを正確に渡す必要がある。書いてあるコードにたった1文字でも間違いがあれば絶対に動かない。スペースや括弧などの記号や、インデントの間違いなどほんの些細な違いでも、プログラムにとっては致命的な間違いになる。
普段の学習・開発でコードを書いているなら、以下の2つは絶対にやっておくべきだろう。
- 自分が書いているコードに誤字脱字や記号、アルファベット表記の間違いなどをチェックする。Visual Studio Codeを使っている場合はCode Spell Checker等の誤字脱字をチェックするものを入れておこう。
- エラーメッセージを丁寧に読んでおく。
おわりに
今回の記事では、プログラミングで絶対にやってはいけない思考法を5選取り上げ、解決策と同時に徹底解説した。
- 好奇心がない
- 貪欲に問題を解決しようとしない
- 自分で考えられない、あるいは自分の意見を持てない
- 複数の答えにあるメリット・デメリットに気づかず、「絶対的な正解」があると考えている
- 細かい部分に注意を払っていない
今回の記事が今後のプログラミング学習で1文でも参考になるものがあれば非常に幸いである。
参考サイト
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「他人に自分の思想や技術の矜持を押し付ける」「他人の技術や意見に批判する」ことの典型的な例の1つとして、SNS上で特定の記事に対する批判を書くことが考えられる。質の高いプログラミングをやりたいなら、他人の技術や意見に傾聴し尊重することは非常に重要である。話は多少脱線するが、万が一書かれている記事の間違いを指摘したいなら、その著者に感謝の気持ちを示しながら傷つけないように配慮する必要がある。 ↩︎
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