【2022年11月版】注目するべきIT関連のニュース 7選
はじめに
今回の記事では、2022年11月現在で個人的に注目するべきIT関連のニュースを7個、個人の独断と偏見で紹介する。本記事では、ジャンルに関係なくより多くのエンジニアに関連するようなニュースを中心にピックアップする。そのため、取り扱う内容は書籍、調査結果やキャリアなどに特化していることが多い。
注目するべき重要なニュースを紹介する記事がほとんどないので、試しに個人でニュースを収集してそれを解説しようと思う。
本記事の中で、少しでも参考になるニュースが1つでもあれば非常に幸いである。
エンジニアの生きざまをブーストするカンファレンス「Developers CAREER Boost」12月9日開催、参加登録の受付を開始
翔泳社はソフトウェア開発者向けのカンファレンス「Developer Summit」のスピンオフとして、エンジニアの生き様に関するカンファレンス「Developers CAREER Boost」を12月9日、オンラインで開催することを決定する。
本イベントでは、主に以下の内容を扱う予定である。
- エンジニア向けの生き方や生存戦略の知見
- 年齢や役割に縛られないキャリアを実現している先人たちの知見
- 技術エキスパートがこれまで歩んできたキャリア戦略
「エンジニアとしてどう動けばいいのかわからない」
「他のエンジニアがどんなアウトプットをやっているのか興味がある」
このようなことを考えているなら、ぜひ公式サイトにアクセスして参加登録してみてはどうだろうか?無料で参加できるのでオススメである。
幸福感を感じているエンジニアは全体の46%、エンジニアへの意識調査「エンジニア・インサイト白書」が公開
デジタルハリウッドが運営するエンジニア育成スクール「ジーズアカデミー」は、ジーズアカデミーを含め、各プログラミングスクールを卒業後エンジニア職に就く200名を対象としたアンケート調査結果をまとめた「エンジニア・インサイト白書」が公開される。
調査内容は以下の通り。
- エンジニアとして現在どのくらい幸せなのかを100点満点で数値化した結果
- エンジニアとしてのやりがいや楽しさ
- エンジニアとして最も大事にしていること
1.の調査結果、エンジニアとして幸福を感じている人[1]の割合が全体の46%であることが判明する。
幸福を強く感じているエンジニア(81-100点)と、あまり感じていないエンジニア(0-60点)にエンジニアとしてやりがいや楽しさを感じる瞬間を聞いたところ、幸福度に関係なくクリエイティビティを大事にしていることが判明する。
ところが、3.の調査結果によると、幸福を余り感じていないエンジニアは「いい条件の会社で働けること」が14%である一方で、幸福を強く感じているエンジニアは6%という結果となっている。
この調査結果からわかることは以下の通り。
- エンジニアとしての幸福度とクリエイティビティは大きく関連していること
- 幸福をあまり感じていないエンジニアは、そうではないエンジニアよりも会社の良い条件にこだわりやすいこと
本調査はあくまで一例にすぎない。エンジニアに関する幸せのあり方はこれからも議論の余地がありそうだ。
アクションプラン
- エンジニアとして、最も幸福を感じる物事を少なくとも1つ言語化する。
エンジニアが技術書で学ぶコツは? 達人たちがたっぷり紹介する『「技術書」の読書術』発売
我々エンジニアにとって新しい技術や知識、スキルを習得したいときに重宝する技術書の読み方に関する書籍が11月4日(金)に発売された。
書籍のタイトルは『「技術書」の読書術』で、エンジニアが技術書を読む際にどのようなことを意識すればより確実に内容を自分の血肉にできるのかを解説した書籍である。
技術書はエンジニアとしてのスキルを上げるためには必要不可欠な道具である。エンジニアの中には、技術書の読み方について分からない人も少なくないだろう。本書はまさに、技術書の読み方がわからない人や技術書の内容を理解できない人に向けて書かれている。
技術書の読み方がいまいちわからない人は、一度本書を手にとって読んでみてはどうだろうか。
▼書籍はこちら
アクションプラン
- 実際に『「技術書」の読書術』を手にとって読んでみる。
重視したい福利厚生の約6割が「通勤・住宅関連」、「エンジニアが求める福利厚生」に関する調査の結果を発表
アクサスは、30代のエンジニア1009名を対象に実施した「30代の中堅エンジニアが求める福利厚生」に関する調査結果を11月9日に報告した。
様々な種類が存在する福利厚生の中で、回答者が特に重視したいものとして上位にランクインしたものは以下の通りである。(番号は順位を示す)
- 通勤・住宅関連;59.4%
- 休暇関連;56.0%
- 健康・医療関連;37.1%
次に、「通勤・住宅関連の福利厚生で特に重視するもの」に関して、上位にランクインしたものは以下の通り。
- 住宅手当の支給(家賃補助);70.2%
- 通勤手当の支給;66.7%
- 引っ越し手当の支給;28.4%
会社員として働くエンジニアにとって通勤や住宅の問題は絶対に外せないことがわかる。これはあくまで個人の一見解にすぎないものの、住宅に関しては自分が勤務している会社から半径1km以内の場所を選んだほうが最適だろう。
アクションプラン
- 会社員であれば、自分が現在所属している会社の福利厚生について調べておく。
- 就活中の学生であれば、自分が会社に要求する福利厚生を予め言語化しておく。
レバテックが社会人エンジニア300名にアンケート調査を実施、フリーランスへの興味を持たない人は全体の67.6%
レバテックの調査によると、回答者である社会人エンジニア300名のうちフリーランスへの興味を持たない人の割合が67.6%であることが判明した。
詳細な結果は実際のサイトを見ておくとして、昨今ではTwitterやInstagramを中心としたSNSでフリーランスへのブームがある。ところが、このレバテックの調査結果によると、会社に所属しない働き方であるフリーランスに対する否定的なイメージはまだ残っていると考えられる。
会社員として働きたいのか、それともフリーランスとして働きたいかは我々エンジニアがどのような働き方を望んでいるのかで大きく異なる。自分のスタイルや価値観に最適な働き方を選んだほうが適切だろう。
フリーランスとして、あるいは会社員として働くかについての議論は平行線になりそうだ。[2]
アクションプラン
- 自分が会社員として働きたいのか、フリーランスとして働きたいのかについて改めて考える。
コラボレーションツール「Notion」日本語版が正式リリース
11月9日に、ついにNotionの日本語版が正式にリリースされた。
これまでNotionは英語でリリースされていたので、特定の機能を使いたいけど英語で書かれていてわからないと思っている人は少なくなかっただろう。学習・開発でNotionを活用しているエンジニアは少なくないと思うので、今回のリリースは英語が苦手なエンジニアにとっては嬉しいものだろう。
Notionの日本語版のリリースに伴って、ヘルプセンターも日本語で対応されるようになる。
余談だが、現在学習・開発で使われているツールやアプリケーションのほとんどが英語なので、英語がわからず言語の壁で挫折する人は少なくないだろう。
ココナラ、ITフリーランス向け業務委託案件紹介サービス「ココナラエージェント」を2023年1月に開始
ココナラは、新規事業としてITフリーランス向け業務委託案件の紹介サービス「ココナラエージェント」を、2023年1月に開始する。あわせて、同サービスへのフリーランスの事前登録受付を、11月16日に開始した。
「ココナラエージェント」は、これまでココナラが提供してきたスキルマーケット「ココナラ」では扱えなかった、月次可動型の案件とマッチングができるようになり、ユーザの多様なニーズにより対応しやすくなる。(雰囲気はココナラ版レバテックに近い)
レバテックやランサーズだけではなく、最近はIT関連のフリーランスに特化した業務委託案件の紹介サービスが増えている。
参考サイト
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