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【解説】強いプログラマーの特徴

2022/10/20に公開

はじめに

私たちプログラマーの中にも、強いプログラマーは存在する。本記事では、IT業界で著者の独断と偏見で「強い」と考えるプログラマーの特徴を検討する。もしこれからプログラマーとして活躍する人にとっては参考になるかもしれない。

強いプログラマーの特徴

読解力が高い

これはいわゆる「国語力」に該当する。これが十分にあると公式ドキュメントに書かれていることを理解しやすくなるだろう。国語力は私たちプログラマーにとってはいちばん重要な要素である。読解力を十分につけるためには、前提として「読むこと」と「書いてある内容を理解すること」はまったくの別物であることを十分に意識しなければならない。

余談だが、強いプログラマーに質問するとき公式ドキュメントを読んだかどうかを質問するだろう。その場合、「読んでいるものの書いてある内容が理解できない」可能性が十分に高い。

強いプログラマーには「国語力」が十分に備わっていることを十分に理解しておく必要がある。

前提条件を疑える

仕事で何らかのタスクを与えられたら、何でもかんでもその通りにしなければならないという固定観念を植え付けられることは少なくないだろう。そのときに、強いプログラマーはそのタスクの前提条件を疑うことができる。これは、最終的なゴールが明確に見えているからこそできることだと考えている。

タスクを適切に分解できる

タスクの範囲が広すぎると、ゴールを見失いやすく何をすればいいのかわからず悩むことがよくある。さらに、範囲が広いので実装に時間がかかってしまって停滞しているような感じが否めない。

強いプログラマーは「タスクを適切に分解できる」能力が非常に高い。タスクが大きい場合、あるいは自分の手に負えない場合は細かくタスクを分解して周囲の人と協力しながら着実にこなす。

質問がまとまっている

「わからないこと」を言語化することは至難の業である。

  • 今どこまでできていること
  • その問題を解決してやりたいこと
  • 今まで自分がそれについて調べてきたこと
  • 調べてもわからないこと

これらのことを簡単に文章化できる能力が必要だからだ。強いプログラマーは、他人に質問するときに誰でも理解できるように文章の書き方や質問の方法を考える。強いプログラマーは自分でわからないことや不明点を言語化して他人に伝える力が高い。

明確な問題意識がある

問題意識は、簡単に言えば世の中や社会の問題に気付ける能力を意味する。世の中で行われているビジネスは問題解決の延長線上にある。そして、技術は問題解決の一つの手段でしかない。問題の解決策は1つとは限らない。様々な解決策の中から最も良い解決策を模索しなければならない。

それゆえに、プログラマーも課題に対して解決するための方法や技術を模索する必要がある。実際に問題意識を持っているプログラマーはその問題を解決するためにスキルを習得していく。

積極的にアウトプットしている、あるいは趣味で開発している

これを簡潔に言えば、Twitter等のSNSやブログを使って学習・開発を通して学んだことや気づきを発信したり、本業とは関係なく趣味で開発したりしているプログラマーのことを意味する。

これはあくまで個人の見解に過ぎないが、普段から自分が学んだ技術を積極的にアウトプットできるプログラマーは強いと考える。ちなみに、これは私が普段からやっていることでもある。

https://twitter.com/Nameless_SN/status/1545603889688625152

https://twitter.com/Nameless_SN/status/1563436253701234688

私は普段Twitterでプログラミングに関する知識や重要な減速を専門用語を使わずに発信することを1年半近く継続している。プログラミングで得た知識をアウトプットすることで、自分のプログラミングスキルの向上を肌身で実感できている。

趣味で開発することも同様である。趣味でプログラミングを勉強しているので、当然平日の稼働時間でしかプログラムを書かないプログラマーと差が開くだろう。

強くなるためには

では、このような「強いプログラマー」になるためにはどうすればいいのだろうか?以下の3つの方法が考えられる。

  • 平日休日関係なく勉強する:まずはこの習慣を身につけることに限る。30分でもいいので毎日勉強することが大事だ。
  • ブログやSNSを駆使して積極的にアウトプットする:自分の学びや気づきをネット上に公開して多くの人に見てもらおう。SNSではリアルの反応を間近で体験できる。
  • 公式ドキュメントを読む時間を別で設ける:強いプログラマーになるために必ずやってほしい。公式ドキュメントは一朝一夕で理解できるものではない。まず、10分でもいいから毎日公式ドキュメントを読む習慣をつけよう。

おわりに

今回の記事では、主に活躍するプログラマーになりたい人のために個人の主観で「強いプログラマー」の特徴を検討した。少しでも参考になれば幸いである。

【強いプログラマーの特徴】

  • 読解力が高い
  • 前提条件を疑える
  • タスクを適切に分解できる
  • 質問がまとまっている
  • 明確な問題意識がある
  • 積極的にアウトプットしている、あるいは趣味で開発している

【強くなるための具体的なアクションプラン】

  • 休日平日関係なく勉強する
  • ブログやSNSを駆使して積極的にアウトプットする
  • 公式ドキュメントを読む時間を別で設ける

参考サイト

https://qiita.com/zamis/items/703bfcea027a70c1cec6

https://shotanukumizu-1000.hatenablog.com/entry/20211018

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