CKA & CKSを取得した振り返り
これは何?
Certified Kubernetes Administrator (CKA) とCertified Kubernetes Security Specialist (CKS)を取得したので記念に振り返りをまとめました。
あなたは誰?
本業ではクラウドインフラエンジニアをしており、AWS/K8sを中心に触っています。
趣味と本業で2年ほどKubernetes(EKS)関連の技術スタックを触っていますが、yamlをゴリゴリ書く機会は少なめです(基本的なk8s系リソースの管理はアプリケーションチームに委譲しきっているため)。
流れ
2021年12月
サイバーマンデーでかなりお手頃価格になっていたため、このタイミングで買っとくかーーと思いCKA/CKSのバンドルを購入しました。2022年もなんらかのセールがあると思いますので、CKA/CKS/CKADなどを受験しようかと考えている方は是非このタイミングでチェックしてみてください。
*どの業界でも資格試験は須くお高い
2022年10月
時の流れは早いもので、気づけば購入から10ヶ月を経過していました。受験資格は購入から1年間サポートされるため、そろそろ受けるかと思い準備しました(今思うと、せめて8月頃からやっておけばよかったなと思っています...)。
試験に向けた勉強には王道と呼ばれているこちらをやりました(これもはるか昔にセールの際に購入)。
EKSを触り始めて2年ほど経つのですが仕事の中でk8sリソースを自前で書くことはほとんどなかったこともあり(クラスター管理のためのリソース提供などは行いますが、その上に乗るアプリケーション向けのリソースは全てアプリケーションチームに委譲している)、手の動かし方を学ぶところからのスタートでした。
またマネージドサービスにどっぷり浸かっているため、k8sのcontrol-planeやetcdなどについて直接触れるのも今回が初めてで、新鮮味がありました。
上記のUdemyのコースを2周ほど行って全体像を掴んだ上で、Mock testを何周かやって手の動かし方に慣れました。
(試験当日も公式docしか見れないこともあり)基本的には公式docで検索し、追加で気になったことは別途調べるようにしていました。
2022年11月
事前にガイドラインをあまり読んでいなかったこともあり 試験ではモニターは1枚しか使えないなどなど、試験本番中に想定外のことにも遭遇しましたが無事に合格しました。
受験前のデスク周りの掃除と、試験当日に試験監督に対して部屋を見せるのがとても大変でした。
CKSの勉強はCKA合格を確認してから始めました(CKSを受験するためにはCKAに合格していることが必須)。勉強ではこれまた王道のUdemyのコースを買いました。
資格試験の期限が12月上旬だったこともあり、リテイクの予備日を考えるとすぐに受けた方がいいなと思い2週間ほど勉強して試験に臨みました(もう少し早めに勉強を開始していれば....)。
試験までにUdemyのコースを1周と、それに付属する問題を2周ほど解きました。 短期間での取り組みでしたが、結果としてはなんとか合格しました。
試験前のCheck-inの際に専用アプリケーションがクラッシュしたり、試験監督から部屋の様子を何回も見せるように言われたりと、試験受ける前にsan値が無かったのですがなんとか乗り切りました。
感想
- もっと早く試験勉強を始めるべきだった...
- 本業やプライベートがある中で時間を捻出するのは思ったより大変だった
- 仕事で使う機会は少ないかもしれないが、体系的/網羅的に学習して手を動かす機会が作れるのでやって良かった
- 普段はクラウドインフラによるマネージドK8sでの経験が中心なので、特にcontrol-plane/kubelet/etcd周りの理解を深められたのは良かった
- 試験勉強を通してゴリゴリ手を動かすため、それに伴ってある程度身についた感があるのでオススメ
- 受験費用は結構お高目なのでCKAだけ狙いに行くのも良さそう
- もちろん資格取得はスタート(not ゴール)なので、これからも勉強していきたい
その他
(諸々の試験を終えてから知りましたが...、)試験で利用するリモートデスクトップなどの雰囲気はこちらのYouTubeを参考にされるといいかもしれません。
私は旧プラットフォームでの試験を受けた方の記事を参考にしており、当日とても焦りました...
killer.shなども有名ですが、試験に向けた教材としてはUdemyのコースだけ使いました。
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