読書メモ: ヤフーの1on1
ダイヤモンド社
著者: 本間 浩輔
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目次
- はじめに
- 1章 マンガで学ぶ1on1ミーティングの基本
- 2章 1on1とは何か
- 3章 1on1における働きかけ
- 4章 1on1導入ガイド
- 5章 ヤフーが人財開発起業を目指す理由
全体の感想
この本はたしか エンジニアのマネージメントで悩んでいる人が集まる会
(https://em-meetup.connpass.com/) に参加した時にフォローした中のどなたかがオススメしていて、速攻でポチったやつだったはず。
本書の中で、1on1はめんどくさいし後回しにされがち、というようなことが書いてあるがまさしく私がそれで、本を読むことすら後回しにして積んでしまってた。
これを読まないまま、昨年1年間、ずっと1on1がしっくりいかないなーと思いつつずるずる過ごしたことをめっちゃ後悔している。すぐに読むべきだった。
1on1の技術的な話では、どうしてもコーチングの技術の話になってしまいがちだが、本書ではコーチングの話題に振れつつも、1on1としてはこんな側面があるよね。というように、あくまで1on1を話の中心に据えている。
コーチングの本を読んだ時に「そりゃそうなんだろうけど、社内ではうまく適用できないんだよなー」と思っていたことがすっきり解決された気分。
コーチングは外部のコーチが実施するもの、でも1on1はたいてい上司と部下の間で実施するもの。
この違いを明確にしてくれているので、まさしく1on1のやり方に悩んでいる全ての上司達のための本だと言える。
それと、1on1のテクニックの話だけではなく、なぜヤフーでは1on1をやっているのか、それによってどんな世界を目指しているのかが随所に書かれており、これまで自社でなんとなく実施していた1on1を改めて振り返るきっかけになった。
まだ自社に1on1を実施する制度、文化が無い組織の場合は、各章にあるインタビュー・対談記事が参考になりそう。
人事として1on1を制度として取り入れたり、マネージャーやリーダーが自チームで1on1を始めてみるときに、どのように会社に価値をわかってもらうのかのヒントがあると思う。
これからやること
まずは、何のために1on1をやるのか、最終的にはどんな状態にしたいのかをしっかり定義するところから始めようと思った。
「今までなかったのかよ!」という感じで恥ずかしい限りだが、明確に文章にできるものはなかったので改めてここから再スタートするという気持ち。
その上で、その最終的な理想像からブレイクダウンして段階的な達成目標を決めて今年は取り組んで行こうと思う。
特に技術的な面でいうと、技術は座学+反復練習によって習得できるものなので数をこなす必要がある。
週1回、15分ずつの1on1をしばらくはやっていこうと思う。
最初は下手くそな1on1にメンバーを付き合わせてしまうと思うので、そのあたりはちょっと心苦しいが、1年後には良い経験学習の機会を提供できるようになることで返せればと考えている。
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