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[資格取得]応用技術者情報まで( FE/AP)を短期攻略(2022年最新)

2022/12/30に公開

○想定する読者

・一年間で、基本技術者情報と応用技術者情報を両方取りたい
・理系科目の方に、ある程度の自信あり
・資格取得は腕試し。若いうちに取っておきたい

○はじめに

2022年の1年間で、IPAの

・情報セキュリティマネジメント試験(SG):IPAの設定レベル2
・基本情報技術者試験(FE):IPAの設定レベル2
・応用情報技術者試験(AP):IPAの設定レベル3
を全て一発合格で取得しました。
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そこで、自分の経験ベースで、
・1年間をどういうスケジュールで行動したか。
・各試験を比較してザックリとどういう感じだったか
・何が役に立ったか。
などについて、情報共有をしたいと思います。

また、2023年から、FE午後試験改定されるということで、
対策のポイントとなりそうなことなどを、
改定前の合格者の目線から書いてみました。

それでは、
よろしくお願いします。

①試験対策前までのバックボーンなど

●業務経歴など

・大学:偏差値低めの某国立大学の工学部卒。
・社会経験:2022年時点で、大体、業務経験が2年目突入くらい。
某SIerに勤めのエンジニア。Java言語をメインにウォーターフォール型の開発プロジェクト。

●資格取得経歴

基本的に、FEとAPの午後試験の大問選択(2023年以降、FEは廃止)は、
アルゴリズム、ネットワーク、システムアーキテクチャなどゴリゴリの理系派でした。

SGについては、当初想定していなかったのですが、
応用情報技術者試験終了後に、まだ応募可能だったので取りました。

これまで取得していた資格は、英検2級と趣味程度の第3級アマチュア無線技士。
エンジニア向けといえるような資格取得は初挑戦でした。

●学習時間外の拘束時間について

最近は違いますが、
幸い2022年は、残業など、ほぼない状態が続いていました。
それは分かってたこともあり、時間のあるうちに資格取得に挑戦しました。

大学生の方であれば、その点時間は作りやすいかもしれません。
APの私が受けた試験会場では、想像以上に学生風の若い方が多かったことが印象的でした。

ただ、IT系の会社に勤めている方であれば、業務内容や経験が試験内容と直結してくると思いますので、時間がたくさんある学生の方が有利というわけでは決してありません。
むしろ、業務経験がある方がAPでは有利に働くと思います。

②2022年(FE午後試験改定前)について

●学習スタイル

・午前対策問→平日の朝6時~7時。~siken.comで8~32問程度。
・午後対策問→平日の仕事終了後に1.5時間程度、土曜日に3時間程度
・日曜日は何もしない。

●難易度(主観的)

応用情報技術者試験(AP)を「1.0」とした場合、

・情報セキュリティマネジメント試験(SG)→「0.3」

・基本情報技術者試験(FE)→「0.7」

まず、FE午後の問題の方が、選択形式の分ロジカルな計算など必要。
AP午後は、実務経験をして業務の感覚があると有利な点が多い印象。

因みに、SGは、IPAの設定レベルとしては、FEと同じレベル2です。
ただ、出題範囲はネットワーク分野のみで、午後も大問選択形式ではありません。

だからと言って、FEやAPより先にSG攻略をするのはオススメはしません。
なぜなら、FEの対策をしっかりした方が、APの対策につながるからです。
ですので、SGも取得したいのであれば、APの受験後の方がいいです。

●スケジュール

・情報セキュリティマネジメント試験(SG)

準備期間:2022年11月頃〜2022年12月頃
試験日程:2022年12月頃(秋期)
試験方式:CBT方式

・基本情報技術者試験(FE)

準備期間:2022年1月頃〜2022年5月頃
試験日程:2022年5月頃(春期)
試験方式:CBT方式

・応用情報技術者試験(AP)

準備期間:2022年6月頃〜2022年10月頃
試験日程:2022年10月頃(秋期)
試験方式:筆記方式

FEが通年化なっても、1年内にFEとAPを両方取る予定なのであれば、
APの試験日は固定で秋期に受験することになると思います。

ですので、APの試験日から逆算してFEの試験対策を進めましょう。
もともと、5月ごろがFEの春期試験ですから、それより遅くなることはダメでしょう。

●得点率

・情報セキュリティマネジメント試験(SG)

午前:7割後半
午後:8割前半

・基本情報技術者試験(FE)

午前:8割前半
午後:7割後半

・応用情報技術者試験(AP)

午前:8割前半
午後:6割前半

グラフの左半分が、午前試験の結果。
グラフの右半分が、午後試験の結果です。

午前試験についてはそこまで差がありませんでしたが、
午後試験は、IPAの設定レベル相応の差が見られました。

なので、APを短期で狙って取得するのであれば、
FE試験は、合格基準より十分に余裕を持って合格できる水準まで持っていっておきましょう。

③2023年以降(FE午後試験改定後)について

・基本情報技術者試験(FE):「0.7」→ 「0.5」

実際に改定後の問題を解いたわけではないので、
あくまで、FE午後の改訂内容を見ての推測値です。

2023年以降だと、CBT試験ですと試験問題が開示されないため
事前情報が少ない分、傾向が掴みにくいのは、ある意味、難しいかもしれませんね。

●FEとAPの広がった差をどうやって埋めるのか?

・基本的にはFEの改訂前も改定後もすることは同じ。
APはAPの過去問を解いて対策する。

結局の話が、 2022年以前のFEの改訂前の午後試験の穴埋め形式と
APの午後試験の筆記形式は別物。

ただ、やはりFEの改訂前の問題を解くことで、APとの出題の形式が近かったり、
試験時間が同じため、慣れや対策イメージを立てやすくなる点が大きいと思います。

なので、FEの対策で、改訂前の形式の問題を解いていくことになると思いますが、
ここでしっかりと、AP試験を見据えて、時間を測ってするなどして慣れておきましょう。

●模擬試験を自分で実施することについて

・APの過去問を模擬形式で時間を測って行い、
早めに、午後の出題形式に慣れておくことが重要。

試験は、時間との勝負です。
必ず時間を測って、自分で過去問を使って模擬試験を実施する(最低でも4回以上)。
これを行っておくことが合否の要になると思います。

試験日までのスケジュールの中で、
模擬試験を行う日は、カレンダーの連休・祝祭日などチェックして予め入れておくといいでしょう。

因みに、1週間の中でコンスタントに午後問題を大問1つ分くらいを解いたりしている前提です。
「応用情報技術者 午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)という参考書が非常にオススメです。これを試験日までに1冊仕上げておけばいいでしょう。

模擬試験を複数回をこなうという点について、もう少し詳しくいいますと、
そこにもいくつかステップがあると思います。

1stStep:

2年分くらいは、時間をオーバーしてでも全大問を解く。(時間は参考程度)
採点をして、出題傾向と自分の得意不得意を把握。

2ndStep:

時間を測った上で、
制限時間内にとける(軽い見直しも含めて)+少なくとも平均6割を超える水準まで持っていく

3rdStep:

本番までに、さらに磨きをかけていく。

○最後に

いかがだったでしょうか。

1年の始まりからAPの試験日程を初めから見据えて、FEの試験対策を行う方。
AP対策で模擬試験までしっかりとやり終える方。

きっと合格できるのではないでしょうか。
この記事が皆様の合格のお役に立てば幸いです。

昨今、CBT方式の試験が主流になってきましたが、
APや高度技術者試験に関しては、まだまだ筆記方式でいきそうです。

紙でうっかりマークミス、採点されなかった、
ということだけは内容にしっかり気をつけましょう。

以上、ここまでご覧いただきまして、
ありがとうございました。

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