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pythonで環境ファイルを読み込む
概要
APIkeyやデータベースの環境設定の際に環境変数を定義する環境ファイルをpythonコード内で読み込む。
バージョン
- windows10
- python: "3.8.3"
環境ファイルを読み込む手順
①必要なモジュールをインストールする
環境ファイルを読み込むために必要なモジュールであるpython-dotenvをpipを用いてインストールする。
$ pip install python-dotenv
②環境ファイルを作成する
作業ディレクトリ内でターミナルから
$ touch .env
を実行し.envファイルを作成する。そして、今回はAPIを叩くことを想定し、環境フォルダ内にAPI_KEYを定義するために以下を書き込む。
.env
API_KEY='0000000000'
※API_KEYの値はこの記事のためだけに定めた架空の値です。
③.gitignoreファイルを作成する
gitで管理する場合は機密情報を拡散しないようにするために、.gitignoreファイルを作成し
.gitignore
# .envファイルをgitの管理対象から外す
.env
を書き込む。これにより、.envファイルがgitの管理対象から外れる。
④環境ファイルを読み込む
環境ファイルを読み込むためのpythonファイルが同一のディレクトリに存在する場合、pythonファイルに以下の記述を加えることで、環境ファイルに記入した環境変数を読み込むことができる。仮に同一ディレクトリ内に.envファイルとpythonファイルが存在しない場合はload_dotenv()の()内に.envファイルまでのパスを書き込む必要がある。
# 必要モジュールのインポート
import os
from dotenv import load_dotenv
# .envファイルの内容を読み込見込む
load_dotenv()
# os.environを用いて環境変数を表示させます
print(os.environ['API_KEY'])
そして、pythonファイル実行後、.envで設定したAPI_KEYの値がターミナルで以下のように表示された場合、正常に動作していることが確認できる。
0000000000
正常に動作していることが確認できたら、pythonファイル内の
print(os.environ['API_KEY'])
を削除するかコメントアウトするかして、API_KEYの値が必要な個所に
os.environ['API_KEY']
を追加する。
以上で、pythonファイルにて環境ファイルを読み込むことが完了する。
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