mdxのオブジェクトストレージを使用する(Cyberduckの利用)
概要
mdxのオブジェクトストレージを使用する機会がありましたので、備忘録です。
料金
2024年度の料金は以下のようになっています。
1GBあたり、0.01ポイント(円)/日となっており、おおよそ1GBあたり、0.3円/月となっています。
申請方法 & s3cmdを用いた使い方
以下の公式チュートリアル動画が参考になりました。
Cyberduckを使う
上記の動画ではコマンドラインツールによるファイル操作方法が紹介されています。
ここでは、Cyberduckを使用して、GUIを使ってファイル操作を行います。
AWS S3に対するCyberduckの操作方法を以下の記事で紹介しています。以下の方法を参考に、mdxのオブジェクトストレージに接続してみます。
接続設定
「新規接続」から接続設定を行います。
「Amazon S3」を選択して、サーバに「s3ds.mdx.jp」を入力します。
そして、発行された「アクセスキーID」および「シークレットアクセスキー」を入力します。
バケットの作成
右クリック > 「新規フォルダ」でバケットを作成できます。
ファイルのアップロード
以下のいらすとやさんの画像を使用します。
「satoru196」フォルダにドラッグ&ドロップでアップロードすることができます。
上述した公式チュートリアルでも言及されていますが、このままでは以下のURLにアクセスしても、表示ができません。
https://s3ds.mdx.jp/satoru196/baby_asia_boy.png
以下のようなエラーコードが表示されます。
<Error>
<script/>
<Code>AccessDenied</Code>
<Message>Access Denied</Message>
<RequestId>...</RequestId>
<HostId>00000000000000000</HostId>
</Error>
ACLの変更
ファイルを右クリックして、「情報」をクリックします。
以下のように、Everyoneを選択して、
READ権限を付与します。
この結果、以下のURLから画像を閲覧することができます。
まとめ
mdxのオブジェクトストレージを活用することで、様々な用途がありますが、例えばメディアを安価に公開することができそうです。特に、デジタルアーカイブにおけるメディアの公開元として、有力なインフラになり得るかと思います。
mdxのs3互換のオブジェクトストレージの利用にあたり、参考になりましたら幸いです。
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