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「れきちず」を使ってみる

2024/12/09に公開

概要

「れきちず」を使う方法を調べましたので、備忘録です。「れきちず」は以下のように説明されています。

「れきちず」は、「現代風の地図デザイン」の歴史地図を閲覧できるサービスです。

https://rekichizu.jp/

背景

以下の会議に参加し、「れきちず」について教えていただきました。「れきちず」を開発してくださっている関係者の皆様、会議を開催してくださった皆様、また使用方法を教えてくださった北本朝展先生に感謝いたします。

http://codh.rois.ac.jp/conference/linked-pasts-10/

以下のように、CODHのサービスでも導入されています。

http://codh.rois.ac.jp/news/

2024-05-01
江戸マップ「れきちず」データセットを公開しました。また、edomi マップおよびedomi 災害に「れきちず」を導入し、現代デザインの歴史地図上で、edomiの歴史ビッグデータが閲覧できるようになりました。

使用方法

以下に、最低限の機能を実現するためのソースコードを格納しました。

https://github.com/nakamura196/rekichizu/blob/main/docs/index.html

以下でデモをご確認いただけます。

https://nakamura196.github.io/rekichizu/

以下は地形とともに、富士山を表示した例です。

なお、地形については、以下の点にご注意ください。

江戸時代後期(1800〜1840年ごろ、文化・文政・天保年間)を想定した地図になります。関東・中部以外の地方についても順次拡大していく予定です。
地形の3D表示については現在の地形を表示しています。そのため、当時とは異なる地域があります。

https://rekichizu.jp/

参考

ライブラリ

本アプリケーションの構築にあたっては、Leafletではなく、MapLibre GL JSを使用します。

https://maplibre.org/maplibre-gl-js/docs/

以下のサイトにおいて、MapLibre GL JSは、Mapboxのオープンソースフォーク版と説明されていました。

https://qiita.com/asahina820/items/66cd78a4462db86578a4

当初、Mapboxでの使用を前提に、アカウント登録やトークンの発行等を行いましたが、MapLibre GL JSを使用する場合は、このような手続きは不要でした。

地形の有効化/無効化時にピッチを変更

地形の有効化/無効化時にピッチを変更するにあたり、以下のような記述によって実現できました。

map.on("terrain", () => {
    const terrain = map.getTerrain();
    const duration = 1000; // アニメーションの持続時間(ミリ秒)
    map.easeTo({
      pitch: terrain ? 60 : 0, // 地形が有効になったときのピッチ
      duration,
    });
  });

当初、map.setPitch(60)などを使用していましたが、map.easeToを使用することにより、スムーズにピッチが変更されるようになりました。

まとめ

使用される際には、必ず以下のライセンス条件を遵守してください:

れきちずのタイルデータ・スタイルはCC BY-NC-ND 4.0の下、自由に利用することが出来ます。すなわち、公開するタイルデータ・スタイルをそのまま用いる限り、タイルを利用した地図の作成が可能です。

https://rekichizu.jp/

「れきちず」の利用にあたり、参考になりましたら幸いです。

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