Omeka S 4.0.0 release candidateが公開されました。
概要
Omeka S 4.0.0 release candidateが公開されました。
Amazon Lightsailで試してみました。以下でお試しいただけます。
インストール
以下のスクリプトで初期セットアップを行うことができます。
# 変数
OMEKA_PATH=/home/bitnami/htdocs/omeka-s
## ハイフンは含めない
DBNAME=omeka_s
VERSION=4.0.0-rc
#############
set -e
mkdir $OMEKA_PATH
# Omekaのダウンロード
wget https://github.com/omeka/omeka-s/releases/download/v$VERSION/omeka-s-$VERSION.zip
unzip -q omeka-s-$VERSION.zip
mv omeka-s/* $OMEKA_PATH
# .htaccessの移動
mv omeka-s/.htaccess $OMEKA_PATH
# 不要なフォルダの削除
rm -rf omeka-s
rm omeka-s-$VERSION.zip
# 元からあったindex.htmlを削除(もし存在すれば)
if [ -e $OMEKA_PATH/index.html ]; then
rm $OMEKA_PATH/index.html
fi
# データベースの作成
cat <<EOF > sql.cnf
[client]
user = root
password = $(cat /home/bitnami/bitnami_application_password)
host = localhost
EOF
mysql --defaults-extra-file=sql.cnf -e "create database $DBNAME";
# Omeka Sの設定
cat <<EOF > $OMEKA_PATH/config/database.ini
user = root
password = $(cat bitnami_application_password)
dbname = $DBNAME
host = localhost
EOF
sudo chown -R daemon:daemon $OMEKA_PATH/files
sudo apt install imagemagick -y
2022-12-15時点では上記に加えて、以下の作業が必要でした。
cd $OMEKA_PATH # /home/bitnami/htdocs/omeka-s
composer require doctrine/annotations
その後は、Omeka S 3系と同様、インストール画面が表示されます。
特徴(一部をピックアップしています。)
Resource page blocks(リソース・ページ・ブロック)
アイテム・メディア・アイテムセットの各ページのレイアウトをカスタマイズできるようになるようです。以下の画面で、ブロックの並び順の変更や追加が可能できました。
例えば、「Lightbox gallery」を画面上部に追加することで、以下のように、Lightbox galleryを画面上部に表示できました。
今後、各種画面のカスタマイズが容易になることが期待されます。
Configurable browse columns and sorting
特にソートのカスタマイズ性が向上しました。具体的には、サイト毎の以下の設定画面において、カスタムフィールドが設定できるようになり、任意の項目による初期ソートが可能になっています。
(前者のカラムについては、どこで設定可能かよくわかりませんでした。)
詳細検索
詳細検索画面におけるオプションが増えています。具体的には画像の有無に関する設定が追加されています。
また、以下の管理画面の設定で、詳細検索に使用する語彙を設定できます。特に、「Used by resources in this site」に設定することで、各サイトの検索対象となっているアイテムで使用されているメタデータ項目のみが選択肢として表示されます。これにより、Omeka S 3系で使用されていない項目も表示されてしまう件について、この煩雑さを回避することができそうです。
まとめ
一部の機能を試した限りですが、色々と便利になりそうでした。参考になりましたら幸いです。
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