TEI Boilerplateを試す
概要
TEI Boilerplateの日本語訳例は以下です。
TEI ( Text Encoding Initiative ) P5 コンテンツを最新のブラウザーで直接公開するための軽量ソリューションです。TEI Boilerplate を使用すると、サーバー側での処理や HTML への変換を行わずに、TEI XML ファイルを Web に直接提供できます。当社のTEI Boilerplate Demoは、TEI Boilerplate によってレンダリングされる多くの TEI 機能を示しています。
TEI Boilerplate は、Web 上で TEI/XML を公開および表示するための多くの優れた XSLT ソリューションに代わるものではありません。これは、より複雑な XSLT ソリューションに代わるシンプルで軽量なソリューションとなることを目的としています。
今回は、このTEI Boilerplateの使い方の例を説明します。
リポジトリのクローンとサーバの起動
以下のリポジトリを使用します。
本リポジトリは、TEI-Boilerplate 対応の http サーバを立ち上げるプロジェクト、と説明されています。
まず、リポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/TEI-Boilerplate/teibp-teach
次に、ライブラリのインストールを行います。
cd teibp-teach
npm install
そして、ローカルのサーバを起動します。
node .
画面例
http://localhost:3000 にアクセスすると、以下のような画面が表示されます。
demoのリンクをクリックすると、表示例を確認することができます。この表示例では、画面右上に表示内容を切り替えることができるToolboxが提供されます。
校異源氏物語テキストへの適用
校異源氏物語テキストDBで公開されているTEI/XMLにも適用してみました。
以下のGitHub Pagesからご確認いただけます。
ソースコードは以下からご確認いただけます。
ToolboxのThemesを変更した例を以下に示します。
- Default
- Sleepy Time
- Terminal
まとめ
今日のTEIの公開方法としては、以下のリポジトリで紹介されているCETEIcean in Gatsby and React
のような、JavaScriptをベースとした方法も普及しつつある印象ですが、TEI Boilerplateとは何か、という点で参考になりましたら幸いです。
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