Omeka SのREST APIとやりとりするためのPythonパッケージ

2022/11/07に公開

概要

Omeka SのREST APIをPythonから操作可能なパッケージが開発されています。

https://github.com/wragge/omeka_s_tools

さらに、上記のリポジトリをベースとして、いくつかの機能追加を行なったリポジトリを作成しています。

https://github.com/nakamura196/omeka_s_tools2

本稿では、このリポジトリについて紹介します。

使い方

以下のページを参考にしてください。

https://nakamura196.github.io/omeka_s_tools2/

本リポジトリはnbdevを用いて開発されており、パッケージの開発とドキュメンテーションを並行して行うことができ、便利な仕組みだと感じました。

追加開発した機能

IIIF画像URLの登録機能

Omeka SではIIIF画像URLの登録機能がありますが、本モジュールではこの登録機能が未実装でした。以下のように、IIIF画像URLの登録を行うメソッドを追加しました。

https://nakamura196.github.io/omeka_s_tools2/api.html#omekaapiclient.add_iiif_to_item

アイテムセットの追加機能

本モジュールではアイテムセットの登録機能が未実装でした。以下のように、アイテムセットの登録を行うメソッドを追加しました。

https://nakamura196.github.io/omeka_s_tools2/api.html#adding-item-sets

まとめ

今後追加開発していく機能については、いずれ本家のリポジトリに統合できればと考えています。

また今回開発した機能の使用例について、別の記事で紹介したいと思います。

具体的には、IIIFマニフェストファイルを入力データとして、そこに含まれる画像データを本モジュールを用いてOmeka Sに機械的に登録し、さらにScriptoを用いることで、それらの画像データに対する翻刻環境を作成する、といったことが可能になります。

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