【Omeka S モジュール紹介】IiifPresentation:IIIF Presentation APIの追加
概要
IIIF Presentation APIを追加するIiifPresentationモジュールを試しましたので、その備忘録です。
なお、簡単に試した限りでは、以下のIIIF Serverモジュールが提供する機能と大きな違いはないように思いました。
違いとして、今回のモジュールはOmeka Teamによって開発されたモジュールであり、さらに細かな設定をせずに利用できる点が利点として考えられました。
インストール
通常のモジュールのインストール手順と同じです。
使い方
アイテムIDが8であるリソースを対象に、本モジュールが提供する機能を試してみます。
以下がベースのURLです。
https://omekas.aws.ldas.jp/omeka4/
以下のURLにアクセスすると、IIIF manifestを取得できます。
https://omekas.aws.ldas.jp/omeka4/iiif-presentation/3/item/8/manifest
次に、以下のURLにアクセスすると、Miradorのビューアへリダイレクトされます。
https://omekas.aws.ldas.jp/omeka4/iiif-presentation/3/item/8
その他、複数のアイテムIDやアイテムセットのIDを指定することで、IIIFコレクションの取得や閲覧が可能なようです。詳細については、以下をご確認ください。
まとめ
IIIFモジュールやビューアに関するモジュール(MiradorやUniversal Viewer)をインストールせずに、本モジュールのみでマニフェストの生成とビューアによる閲覧を実現できる点は有効だと思いました。
一方、カスタマイズ性はIIIFモジュールなどのほうが優れているように思われますので、用途に応じて使い分けるのがよさそうに思いました。
他の方の参考になりましたら幸いです。
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