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Omeka SのCustom Vocabモジュールを使って、他のアイテムを関連づける
概要
Omeka SのCustom Vocabモジュールを使って、他のアイテムを関連づける機会がありましたので、備忘録です。
背景
以下の記事で、カスタム語彙の使い方を説明しました。
今回は、文字列やURIsでなく、アイテムを関連づけてみます。
アイテムセットの作成
まず、関連付け対象とするアイテムを格納するアイテムセットを作成します。
今回は、「二次利用条件表示」というアイテムセットを作成します。
「二次利用条件表示」に関するアイテムの作成
以下のように、アイテムを作成しました。
ここのアイテムは、以下のように、タイトルや内容記述、識別子などを与えます。
カスタム語彙の作成
以下のように、カスタム語彙を作成します。ポイントとして、Vocab typeにおいて「アイテム」を選択し、アイテムにおいて、前のステップで作成したアイテムセット「二次利用条件表示」を選択します。
リソーステンプレートの作成
リソーステンプレートを作成して、データタイプにおいて、作成したカスタム語彙を選択します。
任意のアイテムの作成
任意のアイテムの作成において、先に作成したリソーステンプレートを選択します。結果、以下のように、設定したアイテムセットのアイテムから値を選択するようになります。
利点
今回説明したような方法を採用することで、指定した項目から値を選択する形式になり、表記揺れを防ぐことができます。また、その値をアイテムとして設定することで、メタデータの管理を一元化することが可能です。例えば、二次利用条件表示の内容を更新したい場合は、該当する二次利用条件表示のメタデータのみを更新すればよく、関連付けた複数のアイテムを個別に更新する必要はありません。
これは、Drupalにおけるタクソノミーのような使い方に該当します。
まとめ
Omeka Sの利用にあたり、参考になりましたら幸いです。
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