MCPサーバーを使って、Omeka Sにリソース(アイテムと画像)を登録する
概要
MCPサーバーの勉強を兼ねて、Omeka Sにリソース(アイテムと画像)を登録するMCPサーバを作成しました。
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以下の記事を参考にしています。
準備
MCP サーバをClaude Desktopで利用する方法については、他の記事に譲ります。以下のような設定を追加します。
{
"mcpServers": {
...
"omeka": {
"command": "python",
"args": [
"<絶対パス>/omeka_s_mcp_sample/server/omeka_server.py"
],
"env": {
"OMEKA_API_URL": "<Omeka SのURL>/api",
"OMEKA_KEY_IDENTITY": "<OMEKA_KEY_IDENTITY>",
"OMEKA_KEY_CREDENTIAL": "<OMEKA_KEY_CREDENTIAL>"
}
},
...
}
}
結果、以下のようにツールが登録されます。
アイテムの登録
海に関するアイテムを登録して
海に関するアイテムをOmeka Sに登録いたします。「海」の項目が正常にOmeka Sに登録されました!
登録された項目の詳細:
- タイトル: 海
- 説明: 地球の表面の約71%を占める広大な塩水の水域。生命の起源であり、気候調節、生態系の維持、人間の文化や経済活動において重要な役割を果たす。波の音、潮の香り、広がる水平線は多くの人々に癒しとインスピレーションを与える。
- 項目ID: 28
- 登録日時: 2025年6月4日 23:11:49 (UTC)
海に関するアイテムが正常に作成されました。海の美しさや重要性について詳しく説明した内容で登録されています。必要に応じて、この項目にも海に関連する画像やメディアファイルを追加することができます。
海に関する画像も追加されますか?それとも他に何かご希望がありますか?
画像の登録
海に関する画像を3枚登録して
海に関する画像を3枚、先ほど作成した「海」の項目に登録いたします。海に関する画像3枚が正常にOmeka Sに登録されました!
登録された海の画像:
-
美しい海と空の景色 (メディアID: 29)
- 800×601ピクセル
- 登録日時: 2025年6月4日 23:12:22 (UTC)
-
海の波と海岸 (メディアID: 30)
- 800×1424ピクセル (縦長の画像)
- 登録日時: 2025年6月4日 23:12:28 (UTC)
-
夕日の海の景色 (メディアID: 31)
- 800×532ピクセル
- 登録日時: 2025年6月4日 23:12:33 (UTC)
全ての画像にはサムネイル(大・中・正方形)が自動生成されており、海の様々な美しい表情を捉えた画像で構成されています。青い海と空、迫力ある波、ロマンチックな夕日の海と、多様な海の魅力を表現する画像コレクションが完成しました。
「海」のデジタルアーカイブアイテムが、詳細な説明と美しい画像とともに完成いたしました!
結果
以下のように「海」というアイテムが登録され、画像が3枚登録されました。以下が管理画面の例です。
以下が公開画面の例です。
まとめ
MCPサーバを利用し、他のAPIとも連携することで、さまざまな作業を効率化できそうだと感じました。また、自然言語で指示できることで、Omekaなどの各種CMSの管理画面の操作方法を学ぶ手間が軽減される点も利点だと思います。
参考になりましたら幸いです。
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